ベイトリール巻き感を改善するちょっとしたメンテナンス

メンテナンス記事なんかでも、あまり気にされる事のないポイントではありますが、巻き感がすこーしだけ改善する、誰でもできるプチメンテナンスです。

なお、これについて賛否はあると思いますし、メーカー推奨箇所でもありませんので、まあこのあたりも「自己責任」でお願いします。

その音、レベルワインダーからきてませんか?

巻いてるときの音や巻きの悪さについて、レベルワインダーのウォームシャフトの汚れなどからきている可能性については以前書きました。

今回はその外側となる「ウォームシャフトケース」と「レベルワインダーを支持するシャフト」レベルワインダーの本体の摩擦で発生する問題についてです。

ここです。カバーと、その下の支持シャフト。どちらもメンテします。

意外と見逃しがちだと思うんですよね。分解もちょっとかなり面倒なところなので放置されがちな場所です。

ただ、ここ、レベルワインダーを伝った水で結構びしゃびしゃになるところで、ということは微細な泥砂などが付着する場所でもあるんですよね。

そして、この部分はレベルワインダーが左右に動くときにレベルワインダー本体との摩擦がおきるところなので、ここを洗浄し、潤滑メンテナンスを行います。

メンテナンス方法

流水にあてながらハンドルを回し、レベルワインダーの位置を変えながら、ケース表面と間に入ってるかもしれない汚れを洗い流してください。綿棒やブラシでこすり洗いしてもいいです。黒いパーツなのでわかりにくいですが、結構汚れが溜まってたりします。

できる人はレベルワインダーを取り外してメンテしてください。

その後、超極圧剤入りかつ塩素・バリウムフリーのオイル「CKM-002」を塗布してハンドルを回して動かして全体に馴染ませ、余計なオイルを綿棒で取る。表面に極薄のオイル膜があるような濡れた色味があれば十分です。

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これだけです。

ポイントは超極圧剤入りというところで、元々レベルワインダーのシャフト類はビタっと隙間なくはまっているわけではないので少しぐらぐらしますが、巻き取り時も、ラインなどで支持軸に押しつけられるような圧が掛かりやすい構造になっているかと思います。

そこに超極圧剤を入れておくことで、接触はもちろん押された状態で動く場合でも摩擦になることを軽減し、スムーズに動くようにする事を狙っています。

よく「ベイトのシャリ感」みたいなのありますが、ベアリングが原因のこともありますが、以前のウォームシャフトの件といい、案外レベルワインダーはかなり影響あるところのような感じがしますね。