22バンタムに22メタニウムシャローのジュラルミンギアをインストール

黒田プロが「逆にバンタムを軽くしたいって方は少ないかな(それならメタニウムにするだけで良いし)」と書いていた、22バンタムに22メタニウムシャローエディションのドライブギアを入れる禁断のチューンをやってみました。(別に禁断でもないんですケドね)

どうしてバンタムにジュラルミンギア?

黒田プロのおっしゃるとおり、軽くするだけならマグネシウムボディのメタニウムを購入するほうがずっと手軽に、そして遙かに軽く出来ます。ギアを軽くしてもボディ分の差は埋まらないですからね。

しかし!それではバンタムの35mmスプールである事は代替できないし、何より個人的に確かにシュっとしてカッコイイメタニウム。しかし、バンタムのゴツっとしたボディのデザインが好きなんですよね。好き大事。

そして、アベイルでさらにライトに仕上げたバランスにおいて、ブラスギアのオーバースペックな堅牢性は不要。ジュラルミンのギアで軽量化できるなら、そのメリットは十分ある、ということですね。

計測誤差はありますが、概ね8〜9gの間くらい軽くなると思ってよさそうです。

シマノからアフターパーツを購入する

シマノのリールは部品表から一部を除く、ほぼ全てのパーツを注文できます。

今回はエビススリーさんから購入しました。以前相談した時はメーカーのストックがないということでしたが、ストックができた段階で掲載作業していただけて、そこからHGにするかXGにするか迷って年明けてしまったのですが…本当に格別の対応していただいてありがたいなと思いました。検討中の皆様も是非。

なお、必要なモノは「22バンタム用ピニオンギア」「22メタニウムシャロー用ドライブギア」です。細かい話はしたの記事でまとめています。

型番は「右/左」「HG/XG」で変わってきますので、必要な展開図から型番までしっかり確認してください。

また、ドライブギアとピニオンギアは消耗品でセット交換が推奨されていますので、同時に購入することをお勧めします。

一週間ほどで到着しましたが、在庫状況などによて変わりますので気長にお待ちください。

ドライブギア・ピニオンギア交換作業記録

難しい作業はあまりないですが、参考程度にどうぞ

取り付け作業

展開図を印刷し、手順ごとに撮影しておく

メーカーのサイトにアクセスして展開図を印刷してください。また、どうなってたっけ??をなくすための撮影をしておくとよりセーフティです。何度かやれば覚えるんですけども。

ハンドルを外して順番通りに並べていく。上下も意識。

ハンドルから順番にはずしたものをおいていきます。部品の上下を意識しておいていくと戻す作業が楽になります。

スプールを抜いて内側にある3カ所のビスを外す

ドライブギア側のカバーを外すための作業となります。順番を決めて抜いて、逆順で取り付ければいいように並べてください。無理にコジるとビスを痛めますので気をつけてください。

サイドカバーを外してメインギア・ピニオンギアの部品を外す

メインギアを抜いて内側にはまっているドラグ板をとりはずし、ピニオンギアのバネを抜いてから、組みを取り外す。プラスチックパーツの上下に注意。

ピニオンギア・ドライブギアをグリスアップして取り付け

交換するジュラルミンドライブギア、ピニオンギアに好きなグリスを塗って元通りに装着していきます。個人的には厚塗りくらいが好きですね。

逆順に蓋を閉じて終了

サイドカップ側に残っている筒、ドライブシャフトカラーを抜いて差し込み、蓋を閉じてビス留め、間違えないように全てのパーツを取り付ければ終了です。

スタードラグとハンドルの取り付けは少しコツがありますが、難しい作業ではないので落ち着いて作業してください。

カスタマイズ・ビフォーアフター

交換前の重量と交換後の重量はおおよそ「211.4g→202.5g」へとなりました。

ギアの重量差がそのままの、全体としては5%ほどの軽量化ができた感じですね。しかも、この5%は全てハンドル側となります。実は今回の狙いはここにもあります。

ジュラルミンギアにすることで起きるバランスの改善

ベイトリールはハンドル側にギア・ドラグ・ハンドル、反対側にはブレーキユニットがある程度と、構造上ほぼ全ての重量物が片側に寄せてあり、かなりアンバランスなものになっています。

そして、ベイトリールをロッドに乗せる場合、リールフットの位置、つまりそこがロッドを中心としたリールのセンター軸となります。そのため必ずそちら側に倒れ込み(ロッドを軸としてねじる力が常にあり)ます。

支えるか、やや反対側に倒してバランスをとるか、いずれにせよ人はそれを無意識に補正しながら持っていると言うことになります。

この「偏りのあるタックルバランス」となるハンドル側の重みのうち、ドライブギアの重さだけが幾分か抜ける、ということは、常に発生する「ねじれようとする力」が軽減するということです。

それは、より操作性がよくなる事につながりますし、ロッド側の手の負担は小さくなります。例えスペック上のウェイトが重くても、バランスウェイトをつけて調整したロッドが扱いやすいのと同じ理屈ですね。

追加のカウンターウェイトの貼付

今回は、ギアの軽量化に加え、そこからよりバランスを整えるため、あえてブレーキ側のサイドカップ下に2gほどのカウンターウェイトとなるタングステンシートを貼り付け、バランスをより強化してみました。

つまり、左右のバランスとして考えるとハンドル側から-8g、その反対側には+2gほどの重量変化、重心が動いた形になります。これはハッキリとわかる程度には持ちやすくなりました。

この貼付は案外ノーマル状態でも効果があるかもしれませんね。

巻き感の変化

※実釣レビューではないことには留意してください。

まず、ドライブギアが軽量化されたことによって巻きは軽快になりました。サクサク回ります。フィネスリール使ってるみたいな軽快さ。

これはドライブギアを動かすためのエネルギーや、回り続けるエネルギー、慣性が真鍮がジュラルミンとなって軽量化されて小さくなったことで、スっとまわりはじめてスっと止まるようになったわけです。

巻いてからアンタレスDCMDを回すと…そちらはしっかりとギアの重みを感じますね。

逆にデメリットは巻き続ける時の慣性サポートが下がった(であろう)事。ドライブギアが回転し続ける力が下がったわけですから当然のことです。

それ以外は変化は特になし

手持ちがノーマルギアだったため、ノーマルギア→ハイギアに変わった点はありますが、それ以外で目立った変化は(当然ですが)ありません。

22バンタム・マイクロキャストMB・ライトカスタム

何かガンダムのモビルスーツのカスタム機体みたいになってきました。

結果としては

  1. マイクロキャストスプール
  2. マイクロキャストブレーキ(マグブレーキ化)
  3. SCSベアリング
  4. ジュラルミンドライブギア+バランサーウェイト

という仕様になりました。道楽も道楽なリールに仕上がりましたが、こういうのも楽しみの一つかなと思いますし、なにより楽しいのは大事ですからね。