ワイズクラフト SCSボールベアリング(フィネス)はいいぞ

先日、22バンタムをSCSボールベアリングのノーマルからフィネスに入れ替えていたのですが、リールを持って行くのを間違えるとかで出番がありませんでしたが、投げてきました。

結論としては「とてもイイカンジ」

これは「SCSのノーマルバージョン」でも同じなのですが、フィネス版によりもう少し軽いところでも十分な恩恵があるな、と思いました。

正直、セラベア、ダブルボールベアリングなど、高回転高レスポンスチューンされたベアリングのような「伸び感がスゴイ!」とかは正直ありません。

低粘度オイルなどでチューンした「高レスポンスベアリング」系は「リリースするとズガーンと回って、ブレーキがバシーンと介入して回転を抑えて、ブレーキが収まってくるとするする回り続ける。横風で失速すれば糸がブワッ、着水ミスると糸がブワッ」こんなイメージです。

軽い力でしっかりころがるものの、回転維持性能が高い分、減速に対してピーキーになります。

一方でSCSは、「高レスポンスベアリングのように鋭く回ったりはしない。けれども、ノーマルベアリングより軽くすっと回転が出るし、ノーマルベアリングよりもスっと止まる」

こんな感じですかね。転がりのスムーズさがアップしつつ、慣性が抑えられることで入力(ラインを引き出す力)が下がったときの追従性が高い。そんな感じですね。

どっちが優れているか、というと、”11000回転までキッチリ回して”自身がコントロールできるなら高回転系ベアリング。より手軽にアップグレードしたいならSCSかな?と思います。

結局、過回転はブレーキで押さえるわけで、過回転しないほうが手軽でしょ」みたいなところに個人的には落ち着きつつあります。

オイルはゆとりレーシングのオイルがちょっと気になってるんですが、近くで売ってないこともあり、なかなか手に入らないので、AZのCKM-001使ってます。手軽。

22バンタムをフィネス化する恩恵

ある重さを投げるときに、一方はスプール径が28、30mmの小径、片方は35mmとして、どちらでも投げられるのであればスプール径は大きい方がトラブルレス性に優れ、サミング等のスペースも確保しやすい、つまり安定するということです。

もちろんそのデメリットは「その大きさの分、重くなる」ではありますが、ドライブギアも大口径になり、一巻きの長さも確保しやすい。この点において小口径では得られないメリットは十分にある、と思ってます。

通常のバンタムならノーマル版、アベイルスプールにしている場合はフィネス版の1150/1030版を購入してください。

他、多くの場合は1030×2かと思いますが、より小径のベアリングとの組み合わせの場合は、単体版を購入して片方を交換し、片方はAnyのセラミックベアリングなど小径高レスポンスベアリングにする事で、恩恵は十分にあると思います。