ワイズクラフト SCS ハイパーキャスト ボールベアリングフィネス

22バンタムアベイルチューンにはノーマル版のハイパーキャストを搭載していましたが、元々ライトリグ向けのアベイル搭載、ブレーキをminよりにすることは難しかった(だいたい3〜4)ため、軽いもの適性の高いの「フィネス」に交換することにしました。

購入はHEDGEHOG Studio/Amazonさんです。基本的には扱っているお店が少ないため買える先はほぼ決まりといった感じですね。

余るSCSはちょうど1030/1150の組み合わせになるTatula TW300のほうに重めのオイルを入れて搭載しましょうかね。

基本的には具合が良さそうなので、今後の交換ベアリングとしてはSCSでいこうかなーとおもってます。月下美人/アルファスのサイズも開発中(おそらく量産段階?)とのことなので期待してます。

ノーマルとフィネスの違い

オープンベアリングかどうか、となります。

左がフィネス。右がノーマルです。装着は開いている側がアクセスしやすい方向になっているので、メンテナンス時に取り外しは不要ですが、異物はちょっと入りやすくなりますね。

交換作業はいつもどおり

サイドカップは既存のベアリングを取り外し作業から、SCSの説明書にそってオイル注入してから挿入。概ねスターピンを取り外してベアリングを引き抜いて交換ですね。

スプール側はスプールピンを取り外して交換になります。問題になるのはスプールシャフトピンを抜く作業ですが、こちらについては安物を使わず、ダイワのスプールピン抜き専用工具、スプールBBリムーバーIIを準備しておくのがベストかなと思います。スプール壊したら高額のため、めちゃくちゃ財布に痛いので一択です。

構造的にスプールに負荷が掛からないので、一番安全にぬけると思います。

作業自体は20分もあれば終わりますかね。

慣れると簡単な作業ですので、スプールをゆがめないように気をつけつつ作業を覚えると、比較的水を受けやすく、かつ性能に影響しやすいスプールベアリングのメンテナンスも出来るようになるので一石二鳥です。

ついでにリールのレベルワインダーのメンテナンスをして終了。結構汚れるのですよね。

次の釣行から実践運用となります。楽しみですね〜。

おまけ:Tatula TW 300のスプールピンが引っこ抜きにくすぎる問題

Tatula TW 300/400のスプールピンはめちゃくちゃ固い。

平面側で押し出すのもためらわれるくらい固い。押し出したらちゃんと出るんですけどね…。

さらに、ピン側でさらに押し出す作業をすすめようとすると… なんと「SLPWのリムーバーのピンとスプールシャフトのピンの高さがそろっていない」という、自社製品でそりゃねぇだろwっていう事案があります。

目視でピンの位置を合わせて少し押し込んでから、位置合わせして押し込みきってください。スペーサーか何か、雰囲気的には1〜1.4mmくらいのワイヤーを曲げて治具が作れそうな気もしますが、あいにくとちょうどいいものがありませんでした。

しかし、今度は押し出しピンと穴の長さが合わないのでまだ抜けないと思います。1mm以下くらいが刺さってますので、そこからこちらのナイロンタイプのプライヤーで引き抜いてください。

布か薄いゴムでも当てて通常のペンチで引き抜いても大丈夫かなと思いますが、安全をとるならこちらがよいかと思います。先に溝切りしてあるので掴みやすく、簡単かつ安全に引き抜けます。