22メタニウム シャローエディションと22シルバーウルフ SV TWで悩む
5〜20g前後くらいまでのキャスト、ターゲットレンジ60m+αで90mほど巻いての釣りをするベイトリールというのでちらほら探してるわけですけども、いわゆるBFS系29mm、28mmスプールにはやや上のレンジでが荷が重い。実際糸巻き量と太さは確保できる月下美人Air/RAYSは15gを超えるとちょっとスプールが悲鳴を上げる感じ。
とはいえスティーズやカルコン100を買うかといわれるとそのコスト感はちょっと気が引ける。
軽快さが欲しいのでスプールに重量物があるカルコンDC100やSLX DC XTはちょっと違うかな?みたいな
欲しいのは軽量で糸巻き量が薄いスプールをサクっと扱えるリール。そんな感じ。
手持ちで考えれば、下町×21アンタレスDCでいいんですけども、スプールを入れ替えて使わなくてもいいという気楽さは欲しいなあと思うところでもあり。
そんなレンジのリール探してた。そんなメモ記事です。意外とみんな似たような迷走するんので
- contents -
5〜20gにレンジにちょうどよさそうなシャロースプールのリール
前提条件
オリジナルのベイトスペーサーシステム2号-0.8号でリーダー入れて90m確保できること。だいたい12lb 55〜60m前後が目処
DAIWA 22 シルバーウルフ SV TW PE SPECIAL
185g、ギア比8.5:1、巻き取り量最大90cm、最大ドラグ5kg
PE 0.8号 75-150、逆引きして12lb 50m、PE1.5号で80m、2号で60mと、かなりのどシャロースプールφ34mmモデル、ライトバーサタイル細糸PE特化型ジリオンですね。
2-0.8のスペーサーで90m綺麗に強度と糸巻き量を確保できるので、どシャローではありますが糸巻き量的には何の問題もないですし、SV boostなので安定感も高い。基本的には本命のリールになるかと思います。
PE専用ブレーキのチューニングが施されており、PEチューンで使えない事はないですがPEが扱いやすく、また、PE SPECIAL定番のハイスピードレベルワインド(より斜めに巻く事で潜り込む糸巻きを防止する綾巻タイプ)がほしい場合はこちらが一択となります。
ウェイトレンジとしてはアルファスの上のレンジを賄えます。
ただ、ベースボディがジリオンなのですがドシャローですし、ド遠投狙うなら深溝MAG-Z boostのジリオンHDのほうがよく、こちらは安定感のあるキャストで20gアンダーで60m先までを狙うような釣りにいいかなーという印象です。
難点は価格がちょっと高いのと、チニングというカテゴリでブランドネーミングしてしまったことによるリセールバリューの影響でしょうかね。ジリオン FINE tune PE SPECIALとかでよかったんじゃ。
SHIMANO 22 METANIUM SHALLOW EDITION XG
165g、ギア比8.1:1、巻き取り量最大86cm、最大ドラグ5kg
本命その2はメタニウムのSHALLOW EDITION。20メタニウムをベースに夢屋のシャロースプールの標準組込。そのスプールは12lb 65mとシルバーウルフよりはちょっと深め。糸巻き量を8割まで落として、33mmスプールくらいの気持ちで使うとちょうどいいくらいのスプールになりますね。そのスプールはMGL IIIですし、ほぼほぼ隙がない。
スプール以外の点でノーマル20メタニウムとの大きな違いはメインギアをブラス→ジュラルミンにすることで10g減量しており、なんとアルファスより軽い165g。シルバーウルフ比であれば20g軽量にしたモデルです。月下美人Airと同等と考えると「どういうこと??」という感じですね。
ブレーキシステムがSVS∞なのが個人的にはちょっと引っかかり処で、折角のライトスプール系ならより慣性が小さくなるAvailの軽量スプール+マグネットのほうが扱いやすい気がしています。「回りやすい」「勝手に回り続けない」のバランスですね。
これを実現しようとするとAvailのマイクロキャストスプール(20MT42R 深溝)+ブレーキで14300円+3000円。元のスプールもスペアとして即応できる形で活かそうと思うと純正サイドカバー一式で9000円。25000円超。メタニウムの実売35000円よりちょっと下くらい。
…うう…。
このへん、拘りを出していくとメタニウムの価格帯が一気に6万円になってしまうというのが厳しいところですね。ただ、組み合わせとして考えると理想の組み合わせになるな、と思います。
メタニウムFTBとかでてくれないかな。
他にも候補になりそうなリール
上二つよりもちょっと気になる点はあるものの、十分候補となり得るリールです。
DAIWA 22 アルファス SV TW 800S XHL
175g、ギア比 8.5:1、巻き取り量最大85cm、最大ドラグ4.5kg
ダイワのライトソルトの定番。32mm「シャロースプール」モデル。12lb-55mなのでほぼちょうどくらい。
遠投には向きませんが、〜20gのライトソルトでコレ買っておけば間違いないよね、くらいのド定番。
月下美人はこれと共用ボディで、この小さめのボディのパーミングのよさは間違いなくあり、またHYPER DRIVE DESIGNによって剛性も小さいながらかなりしっかりしています。フリーリグなど10g以下のシンカーのチニングの場合はむしろシルバーウルフよりコンパクトなこちらを好んで使う型もいらっしゃいますね。
ダイワの34mm SLPスプールシリーズは使えないものの、KTFスプール(入手難しいけど)に替える事で、FINESSE方向にさらに攻め込むこともできる素晴らしいベース機種。
コストを抑えていくならコレは実は候補にあがります。
ただし、PE対応のハイスピードレベルワインドを搭載していないのでPEでのトラブルレス性能ではちょっと劣ります。
TAILWALK フルレンジ Availカスタム 81L/AC-F12
Availの軽量スプールにマグネットブレーキのリールがくっついてればナァ…。みたいなところを解決するのがこのリール。
TAILWALKのフルレンジは15000円でおつりが来る価格帯のリーズナブルなベイトリールで、グレード的にはアブガルシアのロキサーニあたりと競合するリールになります。
そのフルレンジにAvailスプールがインストールされたシャロースプールカスタムモデルとして売られています。価格は強気の3万円。
リール自体は至ってシンプルに必要な機能はしっかり。みたいな感じのエントリー価格のリールですね。エランワイドパワーあたりをカゴ釣り師の方々がよく使ってるのを聞きます。
テイルウォークのリールは見たとおりレベルワインダーの距離が確保されておらず、ソルトシーンではやや厳しいかなという印象もありますが、なんといっても必要十分をクリアする性能ながらリーズナブルなのが特徴で、それこそクランキングならコレ、ワーミングならコレと、タックルを全体で整えたタックルをいくつも準備するバス釣りに向いたリールだなという印象です。