気になるボールベアリング「ワイズクラフト SCSハイパーキャスト」

新しいボールベアリングには目がないmomoです。

ワイズクラフト(YTフュージョン)さんはラジコン用カスタムベアリング等を扱っており、割と昔からリール用ベアリングも出しているショップさんです。強化ドラグワッシャーも販売されてますね。

さて、去年の夏頃、新しいベイトリールのスプール向けボールベアリング「SCS(スプールコントロールシステム)」を搭載したボールベアリング、ハイパーキャストが発売されていました。

詳しくはワイズクラフトさんのFacebookを探るといいかなと思います。

こちらのコンセプトは「低慣性」ですね。小さな力で動き出す。力が弱くなれば弱くなった力に会わせて減衰していく、という、昨今の「圧倒的な回転力」とは逆の方向性を突き詰めたようなコンセプトかなと思います。

「回りすぎるスプールベアリング」がトラブルの元になる、というのはことベイトリールにおいては当然のことと思います。もちろん、ちゃんと回ることは大事です。

でも、慣性力で回りすぎることはデメリットである。個人的には、ベイトリールのスプールの回転に関しては慣性力がわずかでも低いことにメリットしかないと考えております。

その点で興味を持って、このベアリングのコンセプトをFacebookでの説明を読んでいて、それが低慣性になる理由について「あー!なるほど!!」と思いました。理解した理由が合ってるかどうかもわからないですがw、理由が想像できたので買います、というか買いました。

ダブルボールベアリングとの狙いの違いの推測

もちろん推測の範囲でしかありませんのでご了承ください。

SCSについては、基本的な優位点については通常ベアリング比、といった感じで、ダブルボールベアリングでもおそらく同じような効果が出ているんじゃないかなぁとは思います。

両者の違いは、ダブルボールベアリングはより低フリクションを狙っていて、一方、SCSは低フリクション性能はそこまで考えていない(そもそも外部ブレーキかけるしサミングすんじゃん)、という点かなと思います。

SCSベアリングの展開

サイズ展開は1030ZZと1150ZZになります。

また、推奨キャストウェイトが〜2ozのノーマルと、〜1ozのフィネスの2タイプあります。

アルファスなどで使われる830のケースを除けば、多くのモデルはこの2つのサイズで賄えるかな、と思います。また、取り付け方法はやや特殊なようなので、困ったらオフィシャルさんにお問い合わせするとよいかな、と思います。

とりあえず、目先ベアリングどうしようかと悩んでいたバンタム用に、SCSをHEDGEHOG Studioさんから購入しました。フィネス買ったと思ってたら注文間違ってた。つらい。

安いベアリングではないですが、価格帯はカッ飛びよりは安く、高級なリール用ベアリングよりは全然安い、といったところですね。

到着したらつけて試投してこようかなーと思います。