マグナカートの車輪が開かない問題を解決した話

わが家で釣り道具の輸送用にガンガン使ってるMagnacartというキャリーがあります。

わが家はこちらのMCXというモデル(台座パネル、バンド取付部、カラーリングが違うだけで基本的な性能は同じです)を使っています。

このカート、折りたたんだ状態ではこのような感じでとてもコンパクト。そして荷置きのパネルを起こすと自動で車輪が開いてキャリーモードに変形します。

輸送力も高く、大径のホイールで踏破性もよいと、去年の1月に買ってほぼ丸2年、重い荷物で使い倒してたのですが、ここのところホイールが開かない不具合に見舞われていました。

だいぶ使い倒してたし、安い商品なので買い替えてもいいかなと思っていたのですが、折角なので買い替える前にバラしてやろうと構造をみてみました。

マグナカートの構造と原因究明

…フレームとパネルを固定してるビス/ナットをいじったところで即撤退しました。全く動きません

ヘタに攻めてもネジ山をなめるだけですね。

これは分解を前提にしておらず、各部位はめ殺しで強度をだしているのだなと。

仕方がないので外さないまま機構をみてみると「パネルを開くとフレームの黒い樹脂パーツを押し上げるように金属プレートに圧力がかかり、樹脂パーツの中は螺旋状の溝のような状態になっていて、その回転機構により脚が開き、最後にパネルの溝に車輪にある突起部がはまりこんでがっちり固定される。」というもののようでした。

つまり、開かないと言うことはその内部の回転機構のところに問題がある…と、手で動かしてみるとなんとも鈍い。

また、動かしてみるとジャリジャリいう…。

ジャリジャリ…?

あ…!

サーフだ。

わが家、マグナカートを引いてサーフに行ったりしていました。車輪がズブズブしちゃうのですけど、ないとまた大変ですから。そこで隙間から細かな砂が入り込んだのでしょう。

それならばまあ対策は砂を取り除く。

ただ、中に金属部品が使われてると洗い流すのはちょっとどうかな…と思ったので、そんなときにはどこのご家庭にもある

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これとシートと捨てていいバスタオルを準備して、洗い流すよう隙間からガンガン吹きつけバスタオルで受け止めます。

少し繰り返すと動きがよくなってきましたが、まだジャリ感がある…軽く動かしながらガンガン吹き付けます。

ジャリっとした音がしなくなったところで稼動テスト。

ちょっと開きにくい感じは残りましたが、トラブルの根本原因のところは解消した感じ。

ただまあ完全に脱脂しちゃってるんでスムーズさにはかける。

ってことは、やはりどこのご家庭にもある…

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しつこい。しつこいですね。

こちらのスプレー、極圧潤滑剤というのがはいっていまして、まあ本来は金属用ではあるんですが、ようはハードな場面でもすべすべが続く不思議汁が混じってると思ってください。

詳しく知りたい方はこちら。

こちらの製品は対ゴムの攻撃性がないタイプなので問題なく樹脂相手でも使ってます。元々はリールメンテナンス用に買ったんですけど、ルアーに使ったりフックに使ったりガイドにつかったりしてます。

さすがに糸には吹き付けてませんが、スピニングリールなんかはそれこそこれ一つでメンテナンスできる、とても便利な製品だと思います。

ハサミとか軸にチュっとして余分なオイルを拭き取ると、面白いくらいすべすべになるんでオススメです。

オイルなのが気になる方はクレのシリコンルブDXでもよいかと思います。

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CKM-001を隙間からしゃしゃっとかけて動かして馴染ませると超絶動きがすべすべになって、自動オープンの動作も復活!

むしろ標準より軽く動いてんじゃねーの??くらいのスムーズさ。

溢れて出てきたオイルをしっかりとぬぐってメンテナンス終了、これで原因はわかりましたし、タイヤが崩壊するまでは使えそうです。