GANCRAFT×Fishmanのロッド「GAFI」だって…!?
朝方にちょっと行ってみて、食わせたものの手前に寄せる前にバラしてしまったのが今年の最後でした。皆様は釣果どうでしたか。楽しめましたか。
さて、先日発表されたFishmanのオンライン限定ロッド「BC5 8.7H」は個人的にとても気になるロッドでしたが、迷ってる間もなく初期完売。うーん…ってなっていたところでした。買ってたらcomodo 7.5Hとポジションチェンジでの交換にはなったかな、とは思います。
結局、2024年は特にロッドやリールなどの大物を買うことなく、このまま来年のフィッシングショーでリールかな、モンキスのMZ-7、トランスセンデンスのオセレイト、ボンバダのマジコ53気になる子ですわね…なんて思いながら、年の瀬も迫る中、Fishman代表、赤塚さんのThreadsのアカウントから発信された一つの動画が目に入りました。
えっ、どういうこと…??
最近、赤塚氏とガンクラフトの平岩氏がからんでるなーとは思ってたんですが、そういうことでしたか〜。
元々、ハリがあるのに曲がるをコンセプトに、ベイトリールのためのフリースタイルなロッドを膿出し続けているFishmanと、基本的にはブラックバスメーカーであり「○○専用ロッドを何本も持たせる」という作法の業界にあるGANCRAFTではロッドのポリシーが違うわけですが、ジョインテッドクロー20周年、というアニバーサリーイヤーにもかかわらず、ガチガチのバスロッドメーカーとではなく、Fishmanと組んだというのは、面白い組み合わせができたなぁと感じるところです。
メディアとネット戦略、そしてコラボレーションの直販による利益の確保で、業界の冬を越えていこうという感じはしますね。
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GAFI、面白いロッドです
- 全長:219cm(7.2ft)(グリップ42.5cm)
- 仕舞:4ピース 58cm
- パワー:XH
- 重量:148g
- 構成:カーボン99%、その他繊維1% Kガイドチタン+ステン
- キャスト:5~56g
- ライン:PE1~5号
4.5〜5って何…?( ˘ω˘)バスロッド的には4.5〜5番手くらいってことなんでしょうかね。
Fishmanのロッドとしてみると、ベースとして近いのはBC4 6.10MXHでしょうか。長さ的に208cm(6.10ft)でキャストウェイトは同等。ただしグリップが3.5センチほど長く、ロッド長は6センチほど長くなっています。
自重はMXHの165gから17gほど軽く仕上がっています。ロッドが伸びて軽い…ということは、おそらくカウンターウェイトがわずかに軽くなった感じでしょうか。このあたりはバスロッドから入ってくる人に対して「重い」と思わせないためのものでしょうかね。個人的にはボンバダのやじろべえ理論のできがよすぎるのでそのカウンターウェイトはほしいところではあります。
さて、やはり驚きなのはロッドパワーとキャストウェイト。パワーはXH。
確かに2ozのジョイクロ投げるならXHくらいのほうがいいですよね。といってそれでジョイクロ70まで投げる…?ジョイクロ70〜シフト183までは大丈夫と言う5〜56gのレンジですって?と思わせてやってのけるのがFishman。
見る限りバットもゴン太のハイテーパーで、扱うルアーによりどこまで自然に曲げ込めるかが職人芸。もちろんリールとライン次第にはなるとは思いますが、GANCRAFTとコラボしていけるというからにはちゃんと投げられる仕様になってるのだろうと思います。
実際、動画を見るとゆったりとしたサイドキャストにも関わらず、バットに近い方までグっと入っていきます。あれが2ozを投げるときのパワーを溜める位置ということで、軽ければ前の方で溜めてそれにあった反発で弾き出す、そんな感じなのでしょう。
例えば今度出る新型のスティーズCTで〜10gくらいまでをカバーして、そこから上は全てIMZ、ビッグベイト用に替えスプールで行う、リール2台+スプール1本のでいけそうですね。
うちの場合、軽い範囲の〜18gあたりまではアベイルバンタムで投げられますし、そこから上ならアンタレスDCMDが気持ちよいゾーンに入りますから、この2本構成かなーという感じです。
そしてなんと、Fishmanからも「GAFI/Fishmanバージョン」も出るのです。610MXHがあるにもかかわらず…ということは、おそらくですが610とは味付けが違うのかな??みたいな期待はしています。
GAFIほしい…じゃん…?
動画をじろじろみる。
まず、ジョイクロを扱うということは、基本は操作系のロッドでしょうね。
リールからして、あまり軽い方は投げてなかったのでその点はわからなかったし、それはそれとして、長さ的に7.2ftというところからも遠投をうたうロッドでないことは推測できる。
でも、飛距離だって「曲がるのにハリがある、そしてスパっと収まる」を実現するためのブランクス設計の恩恵で、遠投とはいえずとも十分な飛距離も出るだろうことは想像に難くない。それこそがフリースタイルを磨き続けるFishmanロッドの良さそのものだから、そこに妥協してるはずはない。
そして、あいかわらずマルチピースを思わせない美しいベンディングカーブ。
ガチガチ細身のロッドではできない、低弾性ハイテーパーならではの、曲がりこませてくる相手の力に合わせてしなやかに受け止め、硬い棒として相手と対峙しない曲がりは本当にいいですね。
今手元にほしいなあというロッドの理由が低弾性のしなやかさでトップのペンシルとかジャークベイトを扱いやすいロッドだったわけです。
ラドラオ52は操作という意味では一級品で、あれは本当に扱いやすい。短さも、低弾性ロッドによる強すぎる入力をいなすしなやかさも、ただ扱えるとはいっても20gを超えてくると、ちょっとキャストではじき出す力は足りないから、もう少しハリが出てくるマジコが欲しいな…みたいな状態にあったわけでして…。そりゃもう…。
…ああぁぁああ…
まあ、やられちゃいますよね。
しょうがない。
うん、しょうがない。
(…マジコ53はその長さが別物としてまだほしいけど)
決戦は21時
さて、GAFIはブラックコスメのGANCRAFTバージョンと、ボルドーのFishmanバージョンがあります。ロッドスペックは同じようですが、個人的にはコスメはボルドーが欲しい…と思いつつ、前回買えなかった8.7Hの事がよぎります。
出遅れれば…また…買えないね…
考えた結果、GANCRAFTバージョンの予約で買えたらOK、ダメならFishmanバージョンに再起をかける。そんなプランで行くことにしました。
といっても、当日の夜まではウダウダ考えてました。まあ、ほら、高い買いものですし、いつものように店舗の割引から、Yahooのキャンペーンで10%だの15%だののポイントバックもありません。ウダウダしますよ。ウダウダ。
そしてやってきた20時55分。覚悟を決めてウェブサイトに張り込みます。
しかし、そもそもどこに購入ページが来るのかもわかっていません。このあたり、ガンクラフトのウェブ担当さんもうすこしナントカしてください…。
見つからないまま21:00を時計が示す。
発売開始した…はず…だけど、トップページも会員ページもなんら変化がない…? どういうこと…?
探し回ること数分、焦りが募る。ふと「オンラインショップ」というバナーを見つける。あ、もしかして…?とアクセスするとそこには商品ページがあり、そこから買える模様。なんだよ〜。
焦らず全てを記入して…カード決済までクリア…。
はいきたー( ˘ω˘ )はいやらかしたー
ということで無事購入成功したようです。2024年の最高額の釣り具がキミに決定しました。12月28日にくるとは思わなかったよ…。いやでも2025年にならないとモノはこないけど。
1月下旬にくるようなので、年明けが楽しみですね。
その頃には2025SSの目玉が出てくるであろう、横浜のフィッシングショーも終わっていて、合わせるリールをドキドキしてしまいそうです。
それでは皆様、よいお年を!(」’ω’)」
(唐突に終わる)