2023AW DAIWA モアザン ベリーロール80S
2023AWはイマイチ刺さるのないなーなんて思ってたんですが、DAIWAから気になるルアーが出てました。
DAIWA モアザン ベリーロール80S
フィッシュライクなシェイプ&特殊なリップ形状とボディ構造により、8:2のローリング:ウォブリングアクション、水平に近いナチュラルなスイム姿勢、軽快な引き心地を実現したモアザンベリーロール。
公式サイトより
標準スペックは以下の通りです。
サイズ(mm) | 標準自重(g) | 有効レンジ(m) | タイプ | 標準装備フック |
---|---|---|---|---|
80 | 21 | 0.5~1 | シンキング | トレブル#8 |
ヘッドからの後ろが絞り込まれてV字の溝とアイがあり、その後方、背中にあたる部分がヘッドより幅広になっていて水を受ける、おそらく背面リップを突起にしていないローリング系バイブレーションですかね。
パクリだ何だと騒がれそうですが、ローリングベイトのヘッドリップをうまく昇華した感じで個人的には全然アリです。
少ししたら公式のスイム動画などがあがってくるかなと思いますので、それを期待しています。
(※書いた直後に追加されてました)
スイム動画はまだでしたが、商品紹介動画がアップロードされていました。
削除されていました…
注目の部分を拡大すると…
(※画像をつけていたのですが公式動画が削除されたのでこちらも削除いたしました)
わかりにくいかと思いますが、やはり頭頂部にかけてつまむような形で絞り込まれていて、それを首の後ろの垂直面で受ける形になりますね。
基本的には頭頂部リップと同じ意味を持たせている形ですが、頭を大きくし、背中もそのままテールに流す形にすることで、シルエット全体が大きくなっています。ローリングベイトとの明確な違いはここになりますね。
また、特筆すべき特徴としては「買いやすい値段設定」ことですね。定価で1200円(税別)ですから、実売は1000円ちょいちょいでしょう。樹脂バイブレーションでもメタルバイブレーションに近い価格設定。
ボディ形状がシンプルであれば、ダイワの量産力ならスイベル搭載もなしなので相当安く作れるんだろうな、と思うわけですが、安く作れるものをちゃんと安くぶち込んでくるダイワのスタイルは大好きです。
来年には70Sも追加されるとのことで、割りと本気のラインナップにするようですね。
とりあえず、80Sは9月発売とのことなので、2つくらい気になるカラーは買う予定です。
(※買いました)
軽くインプレ
いつもどおり、魚は掛けていないのでアレですが、キャストインプレッションです。
飛距離
80mm 21gというボディ、樹脂製の大ぶりボディがわがままな感じでして、重量のわりにはやや飛ばない、という印象でした。風の抵抗も受けやすいですね。
飛距離だけでいえば、例えばimaのコウメ80HWが同じ長さで20gですが、コウメのほうが軽快に飛びます。
姿勢も若干崩れやすく、ローリングベイトシャッドとにたような感じだなーという印象です。
スイムはロールといっても…
みんな気になってるであろう「ローリングベイトと比較」でいくと、スイムは正直全然違いますね。全くの別物です。
ローリングベイトはみなさまもご存知の通り、ローリングだけを突き詰めた…ミノーともバイブレーションとも違うとはメーカーの御言葉。純粋なローリングのみのI字といった感じですかね。
ベリーロールは、こちらも説明にあるとおりなんですが、ローリングとウォブリングが混ざっていて、そしてバイブレーションにしてはあまり「縦姿勢」にはならずにアクションしながら泳いできます。
これはおそらく、背中のリップに抵抗を受けて姿勢を水平にしながら、そのリップから生まれるロールアクションと、本来のバイブレーションのウォブリングが混在したルアー、といった感じに見えました。
だもんで、似て非なるものどころか、全くの別物といったほうがいいですね。
ローリングベイトシャッド(RBS)と比較すると、RBSの低速引きの段階では多少似てたように思いますが、高速引きは全く似てませんね。RBSのあの変化の仕方はなかなかスゴイものがあります。
安いのでタックルボックスにとりあえず一つ入れて遊ぶのにはよいかと
とりあえず他のルアーに比べて500円から安いですから、一つ入れておいて試してみるというのはいいかなと思います。