ハゼで楽しむ季節到来と、酔わせるジャリメと、ワーミングの話

先日、夏も終わって初めての釣りに行きました。30度下回るとだいぶ快適ですね。しかし油断して日焼けしました。前にひどい日焼けしたのも9月だったのをすっかり忘れてました。
以前から、イソメとジャリメならジャリメのほうがハゼの釣果がいいなと感じてましたので、出勤ついでにジャリメを買ってきていただきまして行ってきました。
10センチ超えるくらいのハゼも混じってきて、なかなかに楽しい季節がきましたね。いそうな場所にアプローチして、止めてアピールしていなさそうなら少し引いて止めてアピールしてを繰り返すと釣れてました。いやあ楽しい。キス釣りの楽しさもこれなんでしょうねぇ。
ジャリメを酔わす
うちではよくイソメは現地で酒に漬けて急性アルコール中毒でショックしてから使ってます。動きは出なくなってしまいますが、命を守るための自主切断、身切れを起こすことがなくなります。これだけで大変扱いやすくなりますね。
そのままでも弱れば動きはなくなりますし、フレーバーとしては生餌そのままですから、ジャリメさんも酔わせた方がやはり扱いやすいので、小瓶にアルコールを詰めて持っていきました。
ただ、前回は元々の焼酎の濃度である20度で使いましたが、ちょっと身が痛むんですよね。なので、酔っ払って動きが鈍ればいい、というレベルをめざし、小瓶1/4くらいに水で薄めた約5度前後のものを使用しました。
結果としては、身動きもほとんどなくて扱いやすさは十分。ただ、口元をみるとほのかに生きてる。ちょうどよい感じ。もう少し落としてもいいかもしれないですね。
ジャリメのかけ方をいろいろ試す
基本は刺し通して切るか、ちょんがけなんですが、ふと思いついてネコリグとか、カバーネコみたいな感じでフックをかけてみました。
ネコリグは「ミミズ型ワームの胴にフックをセットするリグ」です。フックは前後方向で差します。側面からT字になるように差すのは脇から差すのはワッキーかなと思います。
ネコリグ刺しは背中側の少し硬いほうに差して、そのままおなか側に貫かずにフックの懐の幅と同じくらいの幅で針先を出す。
カバーネコは一度フックを背中からおなか側に抜いて、さらにおなかから背中側にフックポイントを出す。(本来はギリギリ出さないですが、出した方がやはりかかりはよいです。)
この2パターンと、ワッキーセッティング(胴体の真ん中でおなかから背中に通す胴ちょん掛け)の合計3種類をやってみました。
個人的には「どれでもいい」と思います。
ハゼでやるならシンカーを埋め込むわけじゃないですし、基本的にはノーシンカーなのでふわふわうねうねする感じですね。ワッキーはちょっとだけ身持ちが悪いですが、シェイクで操作したときはこれが一番うにょうにょします。身体の向きと操作方向、力のかかり方の違いですかね。
そのままではなかなか沈みませんし飛びませんので、中通しウキとガン玉でもいいですし、よくあるハゼテンビンでも大丈夫だと思いますので、何かと併せてつかってください。
ただ、そのアピールで寄せる分、数センチでも底をきったほうがいい感じのようなので、ジェットテンビンよりはテンビンつきの立つフロートシンカーか、ハリス止めで短いエダスを出してのダウンショットにするほうがよいかなと思います。
結果としてはよく釣れました。
ちなみに、帰ってきて検索したらハートフルさんがやってましたね。
ちなみに感想も同じような感じです。吸い込みまできてくれれば尻尾側だけ持って行かれる事、尻尾側を引っ張られてちぎれてしまうの多いサシ通しやちょん掛けよりヒット率は高いですね。
アピールも十分高いようで一投ごとにかかるタイミングもありました。
欠点と言えば、長さを使うと言うことは基本的には切らずに一本使いする事と、基本的にかかるとそのジャリメを続けて使うのはちょっと厳しいところですかね。エサの消費が比較的多いことになります。
それでも釣れるのは正義なので「アリ」ですね。
ただ、うちの場合は酔わせて本体でのアピールはなかったんですよね。
ということは…もしかしてワームでネコリグでいけるんじゃないか? という可能性が浮かびました。
ハゼをワーミングするに…考える
もちろん、もともとパワーイソメで釣れますし、ジグヘッドワームで釣れますし、ハゼクランクで釣れるわけですから、ネコリグで釣れない理由がない。
単純にワームで考えるならアジング用のワームでいいんですけども、ここはどちらかというとワーミング的な、せっかくなら操作リアクションで釣りたい。
ということで、マイクロネコリグのストレートワームとして使えそうなワームを探してみました。条件は「できるだけ細身」2インチ以上の長さが細い部分で確保できそうなこと」です。基本はアジングかメバリング、もしくは小さめのロックフィッシュ向けでしょうかね。
ストレートっぽいのは案外ないですね…。一番有望そうなのはガルプ。カットしてテール側を使う感じになりますね。あとは定番のパワーイソメくらい。
アジング用から見て面白そうなのはこのあたり。
細目のアジングワームまで広げると結構いろいろありますが、エコギアの熟成アクアは頭の膨らみをカットして使えば形状的にはほぼサンドワーム。
スパテラ 2inchはパドルテールがいい仕事してくれそうです。
バチロリー 2.5 MIDはほぼストレートのスプリットテールで、こちらもいい仕事してくれそうです。長さはヘッド側をカットすることで調整ですね
サビキ的はこの球体部にかけて、極小にカットした糸オモリぐいっと入れてネコリグにしてもよし、ワッキーにしてもよしみたいな形をしてます。
Fishlaboのオルトスはロングツインテールなので、ネコリグというよりはそのままつける感じですが、効果としては似たような感じで使えそうです。太い部分をちょっとカットした上で逆付けしても面白そうですね。
このあたり仕入れて、ちゃんとジャリメももってw、いい季節にまたハゼを釣って、おいしくたべたいですね(」’ω’)」
追記:仕入れてみました
エコギアの活アジストレート、isseiのサビキ的、Fishlaboのオルトスを買ってみました。
この3つだと個人的な好みとしてはサビキ的ですかね。サイズ感がちょうどよい感じ。テールとボディの真ん中の玉にかけてヘコヘコさせてもよし、頭をカットしてちょん掛けする「サビキ」スタイルももちろんよしですね。
活アジはテール側が思ってたより細かったですね。多足部分にかけるとちぎれそうなので、ネコリグで使うならカットするのはテール側でもいいかもしれません。ちょん掛けで使うなら3ミリ程度までヘッドを切り落としてかけるのがよさそう。刺し通すならそのままって感じですね。
オルトスはちょっと太いかな。ボディにあたるリブの部分は二つくらいのこしてカットして使う方が良さそうです。テールも長めなので少しカットしたほうが良さそうです。