リトルジャック エビネム 使用インプレ
先日、リトルジャックのエビネム(80g)を船釣りで使用してきたのでそのインプレッションになります。
リトルジャック「エビネム」
リアルな造形に拘るルアーメーカー「リトルジャック」から、トレブルフック搭載のハイブリッドエギ「オンリエスト」に続く第二弾となる「エビネム」が登場しました。
こちらはテールがカンナではなくアイになっていて、標準ではフェザー付きの大きめのシングルが固定でついています。サイズは10g、20g、30gまでが60.5mm、40g、60g、80gが一回り大きい75.7mmとなっています。
特徴はシンカー
特徴としてはエギのようにシンカー部分を外出ししていますが、そのサイズ感が凄い。最大80gまであるラインナップで、最大サイズは小さな岩にしがみつくエビという造形に見えるくらいのサイズ感があります。
その結果、ウエイトバランスがよく、リフトフォール、クイックに引き上げても綺麗な姿勢、引っ張り上げられてもグルグル回らず、綺麗にテールを上げて頭側からストンとフォールする動きを保ってくれます。
また、普通だと本体側からエイトカンを使ってフックを装着しますが、エビネムはシンカーの後ろにアイが出ています。ラインアイから繋がっているものと思います。
このセッティングはネクタイの装着が前から後ろに流れ、また、しっかりとした剛性に繋がっているものと思います。
多少空気抵抗はありますが、ジャッカルのトリゴンのような「固定外出しシンカー」であることで、シンカーからドカンと前に飛んでいくため安定し、キャスト性よいです。
また、エビが「いいサイズ」を保ったまま重くなるので、軽量モデルは港湾/湾奥で投げてボトムを探る釣り、重めのモデルはサーフのボトム狙いなど、色々な場面で使いやすそうです。
フックカスタマイズが多才
フロントフックは標準がトレブルですが、例えばネクタイに隠すようなツインアシスト、テールシングルの上向き、下向き、固定/可動、もちろんトレブル化やブレードフックなど、フックセッティングで楽しむこともできそうです。
トレブルは標準が恐らく#6か#5、#1だとフォール時に背負ってしまうサイズ感なので、ギリギリのサイズで#3あたりかなーという感じです。大きめのフックがつかいたい場合は短めダブルアシストのほうがトラブルは起きにくいかなと思います。
出番は色々ありそう
今回は船で30〜60mほどの水深、下はほぼ砂地の状態でしたが、堤防やサーフ、また港湾などでも根掛かりをあまり気にしなくていいエリアならかなり楽しめそうです。
湾奥であれば10gをつかったチヌゲームなんかは結構できちゃうんじゃない??みたいな気がしています。根掛かりは相当厳しそうではありますがw
一方で根掛かりがキツイエリアでは、ボトムを攻めるが故に、ロストが気になってしまうところはありますね。
いろいろなサイズが欲しいと思わせてくれるルアーです
ボートフィッシングなら一ついれておくことでボトム攻略の武器になりますし、軽いものは湾奥のチヌ/シーバスゲームでも使えそうです。
メタルジグのように重さでいろいろと準備しておきたくなるルアーですね。