JOLTY 15gと99HEAD 14gを投げくらべ
風もほどほど、天気は良く、翌日から週末にかけては雨とのことなので、人の少ない平日にキャスティングの練習がてら、新入りの試投に行ってきました。
今回は、釣れないおじさんこと上宮則幸氏の動画を見て、キャスティングフォームのイメージトレーニングをしておきました。
ワールドクランク73Fは別にまとめるとして、以前書いた「バイブレーションジグヘッド探しの旅」で決定したJORTYの15gと、ウッカリ結局買ってしまった99HEAD、15gと14gということになります。22gがポピュラーサイズのようですが、以前ロストしたFish ArrowのFlash VIBEの沈みが早過ぎてちょっと扱いにくかったのもあって、とりあえずは扱いに慣れるというところで、投げ比べてきたので、誰かの参考になればと思います。
ちなみにまったく魚の気配はなく、もちろんボウズでしたよ…
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Blue Blue JOLTY と バディーワークス 99HEADの比較
Blue Blue JOLTYはレーンアイ/ワイヤー貫通ワーム固定方式。99HEADはバディーワークスのレーンアイ/ワームはヘッド固定型のジグヘッドワームです。
ワームはJOLTYが標準の4インチ、99HEADはシマノの熱砂、サンドライザーのグランデシャッド4インチを逆さ付けにしてます。
タックルはAbuGarcia SALTYSTAGE KR-X Seabass mobile III + TATURA SV TWにPE1号+カーボナイロンリーダー2号です。
JOLTYの投げ感
初心者レベルのベイトキャスターである私がブレーキ6〜4でキャストして安心して飛ばせるのがだいたい30〜35mくらい。もうちょっと飛ばせるようになりたい…。 22gあれば40m台かなという感じです。
レーンアイはFUJIのパワースピードスナップだとちょっと窮屈そうでした。ライト系のスナップのほうがよいかもしれません。
キャストした感じでは素直にピューンと飛んでいってとても気持ちいい。変なぐるぐる感もあまりないのはレーンアイだからこそといった感じでしょうか。ワームは15gだと4インチ。14gのminiですと3インチで、1gと空気抵抗の差を考えると、飛距離はもしかするとminiのほうが出る(かも)しれません。
99HEADの投げ感
距離自体はJOLTYとさほど変わりませんでした。概ね30m前後。
レーンアイがJOLTYよりも懐が広いのもあって、パワースピードスナップでもより確実に移動しているのか安定感があるのはこちらかな、という感じはしました。コンマミリ程度の差なのでスナップが細ければかわらないと思います。
JOLTYの引き感
引き抵抗は結構強めです。しっかりとブルブルしてる感じが伝わる、クランクベイトかな?ってくらい抵抗感があります。ワームがシャッドだからというよりはヘッドの形状からくる問題でしょうかね?
コントロールしてるぞ!感はかなり強いと思いますし、巻きの速度で抵抗が変わるので速度感は掴みやすかったです。
リフト・フォール姿勢は緩い傾斜で降りていく感じに見えました。
99HEADの引き感
同じワームじゃないので比較しにくい点はありますが、面白いくらいに引き抵抗が「ない」です。底まで降りてスっと糸のテンションが抜けていく感じもこちらのほうがわかりやすい感じかな。 そこから一度しゃくって底から離して、低層を巻くにも抵抗がほとんどない。巻きの速さを変えてもあまり抵抗に変化がない。
抵抗が少ないという事は巻き疲れしにくいということでもあり、キャストを繰り返していても巻き疲れやロッド操作による蓄積が少ない事、疲れにくいことはメリットといえますね。
ただ、悪く言えば、動きのつかみ所がない、わかりにくいヘッド形状だなという感じでした。
リフト・フォール姿勢はヘッドから鋭角に突っ込んでいく、上っていく感じでした。
極端といえば極端ですが、魚を飼っていると「あ、あるある。水面で遊ぶような動き」っていう、見たことがある動きなので、不自然ということもないですね。
JOLTYのよかった点、気になった点
よかった点は、やはり各所で評価されている飛距離・飛行姿勢の安定ですね。突然失速してしまうことによる後半のバックラッシュとかはなく、起こしたバックラッシュの大半は力みすぎが原因でした。
また、引き抵抗があり、変化がわかりやすい事は操作感を得る事に繋がっていますね。
気になった点は、やはりワームの交換は手間なので現場にあわせてヘッドとの組み合わせは事前準備があったほうがいい事、また、引き抵抗の強さは巻き疲れにも繋がるので善し悪しのところはあります。
また、しゃくっているとフロントフックがラインに食いついている事が何度かあったので、フロントフックはゴムパイプでスプリットリングまで半固定したほうがいいかもしれません。
99HEADのよかった点、気になった点
よかった点は、飛距離はJOLTY同様、満足感のあるものですね。この点で選ぶならどちらを選んでもよいと思います。
また、そのヘッドの形状からボトムに落ちたときの姿勢が立ち姿勢(これはグランデシャッドの浮力性能というのもあります)になり、そのヘッド形状故に、引いたときに水流が下に抜けることで、引き抵抗、リフト性能は抜群に高い感じです。
気になった点は、リフト、フォール姿勢が急角度/クイックなこと。差し込み式の宿命ともいえるワーム抜けのリスク。リア側のフックがジャラジャラしているところでしょうか。
リアフックについては取り外して、トレブルアシストフック、シングルアシストに保持用の小針を背合わせにしたものを作って差し替えるという事もできるので特に問題ではないとは思いますが、ジャラジャラしてます。
引き抵抗がない事でワームの情報が掴みにくいことも欠点といえば欠点といえますね。
どっちがいいの?
正直なところ、好みでよいと思います。ワームの交換は99HEADのほうがよいですが、JOLTYもセンターシャフトを切り取って似たような仕上がりにすることはできます。
操作感はJOLTYのほうが感じやすく、しかし、99HEADは長い時間釣りをしていても巻き疲れしにくいというメリットはあります。また、抵抗が少ないという事は、抵抗が発生したときにわかりやすい、という事でもあります。
もう、どっちもいいものですね。好きな方を買ったらいいんじゃないでしょうか!
個人的にロストしたら買い足すのはどちらか、といわれると、99HEADかもしれません。
これはヘッド性能がどうか…というよりは、ボディのみを買い増せ(足せ)ない販売構造のほうに起因した選択です。
また、固定方式的にも99HEADだといろいろなワームが使いやすいというのはありますね。
もちろん、センターシャフトきりとって改造しちゃえばいいんですけど、この太さを切ろうとすると鋼線の切断工具が必要なんですよね。手元にないんで…。
そんなこんなで、あなたの選択のお役に立てていたら幸いです!