FGノット,試行錯誤の研究中。2022年末のかたち

みんな大好きFGノットですが、私もだいぶ慣れてきました。その上でいろいろと試行錯誤してます。

まず、基本の編み方は村岡式FGノットです。FGゴーストでやってたんですが、FGゴーストはどうもほつれるトラブルが割と起きがちだったので最近は使っていません。

村岡式FGのポイント

  1. テンションをかけて本線のくの字、弓なりを維持しつつ編む(ふわっとまかないように、緩んでなければOK)
  2. 手前側(端糸側)からはじめて、手前側で終わる(n.5回終わり)
  3. 仮止めのハーフヒッチは本線がノットで折られず、まっすぐになることを意識してノットを作る
  4. その後のハーフヒッチも本線にテンションをかけ、本線が折られないことを意識する

の4つだと思います。

失敗を見分けるポイント

  1. 仮止め+濡らしの段階でもまだリーダーが動かせる
  2. 締め込んだ後、編み込み部分のラインが重なってしまい、太い部分がある
  3. ハーフヒッチ部位でくの字に折れている(ハーフヒッチで本線を折ってしまっている)

この3点。

特に1つ目、ちゃんとボチボチのテンションがかかっていれば、仮止め+湿らせ後にリーダーはスルスル動かないです。リーダーが動いたら最初の編み込みのテンションかけ方に失敗しているので、2番目に繋がりやすく、やり直した方が良いですね。

私が編み方で注意してるのは以下の5+1

  1. 編み込みの時にテンションをかけ過ぎず、また抜きすぎないように注意する
  2. 編み目が開きすぎる、また、出戻りクロスをしないように注意する
  3. 締め込みの時に締め込み棒に巻いた本線がクロスしないようにする
  4. ノットが動く締め込み序盤は弱い力でゆっくり締め込む
  5. ノットのコンパクトさを意識しすぎない

1番目
テンションを緩めるときはノットを抑える指の動きに注意する事。テンションはかけ過ぎても保持できないので、緩まないテンションで整列して巻くのを意識。

2番目
織りもののように「トントン」と軽く整列させてあげるだけで、PEは綺麗な位置に納まります。次の編みをはじめたところで開く側にテンションがかかるので、ギチギチミチミチというほどでもなく、たるみも発生しない、ほどよくバッテン状になります。

3番目
見逃しがちなポイント。締め込みの時にいわゆる締め込み棒を使っていますが、適当にグルグルと巻くと本線がクロスしてしまってるケースがありませんか。重ならないように確認しておくとベストです。

4番目
一気にテンションを書けると「ノットの手前」が一気に締まってしまうので奥までテンションが掛かりにくいです。本線を引き出すイメージでゆっくり締め込んでいます。

5番目
「小さく」を意識しすぎるとやっぱりトラブルの元になりがち。特にベイトタックルなら多少長くても問題ないです。(むしろバットガイドの円周より大きい方がトラブルが起きにくい(はず)

アレンジしてること:緩み止めの戻りハーフヒッチ

キャストしてる時にエンドノットが緩んで解けているケースがありますよね。

エンドノットからどんどんほつれてしまうのは

ノットの末端は巻き取るときに必ず真っ先にガイドと接触する。
→叩かれるからノットが緩む
→ノットが緩むから糸が抜ける
→連鎖してノットが解けていく

という、ドミノですよね。より長いハーフヒッチを繰り返しはその危険に気づくまでの時間稼ぎにはなりますが、根本的な解決ではないということです。実際,ハーフヒッチがだいぶほどけてしまってたケースもありました。

しかし、ギリギリと強く締め込むと本線を締め込んでしまうとその部分が弱点化する

で、色々考えた末にたどり着いたのが戻り留め。

ハーフヒッチの戻り留めの説明

通常のFGノット(いろいろありますけど)はだいたいこうです。

Nはリーダーの上のハーフヒッチ、|はリーダーのカット位置、Xはリーダーカットしてからのハーフヒッチとなります。

[FGゾーン][仮止]NNNN|XXXXX[EN]

回数はともかく、これがよくあるFGノット。

それに対して、今のアレンジしている戻り留めは2回通しのエンドノットから折り返してリーダー部までハーフヒッチします。だいたい5回+ENから折返し、4回+ENで終わります。

[FGゾーン][仮止]NNNN|XXXXX[EN]
            [EN]WWW←

このとき、ハーフヒッチの太い部分がショックリーダーと同じ位置に納まるようにしてください。リーダーをカットしたところに向けて戻り、エンドノットが納まってぴったりくらいになったらエンドノットで終わります。

ハーフヒッチを折り返すことのメリット

結束処理部がリーダーの末端にならないこと、です。

通常のエンドノットだと、末端になるエンディングノットがダメージを受けるタイミングでも、リーダー末端から本線のみの細さに移るノットの段差に納まる形の2度目のエンドノットは、接触ダメージ、接触によるほつれを起こしにくくなります。

また、リール側末端がノットの折返であることで、その部分の緩みがノット全体の緩みには波及しにくくなります。

全体としてのノットの太さは(さほど)変わりません。

ノットが太くなるのでは…? という疑問があるかと思いますが、ランシステム全体で見ると、リーダーとの結束部の最大の問題は「太さが一気に変わる」ことで、必ずしも太い事ではありません。

FGノットで一番太い部分は「リーダーと本線をハーフヒッチする部分」です。そこに戻っていくわけですから、この太さよりも急激に太くならなければシステム全体の影響は軽微です。

また、ラインガイドと太さの関係に問題がない限り、テーパー構造ならその問題はより小さくなります、

まず、キャスト時に順向きを考えると、リーダーの太さから極端に太くならない限りは問題はないです。

次に、巻き取りの場合。リール側末端のエンドノットの上にはハーフヒッチを重ねないので末端部の太さは通常と同じ。その先はハーフヒッチが重なって太くなりますので、基本的にはテーパー構造となります。

そして、リーダーカット部との段差は戻しハーフヒッチにより埋まることになります。そのため、リーダーの段差に引っかかってノットにダメージを与えにくくなると考えられます。

とりあえずノートラブルです

変更してから、最後のエンドノットの締め込みが甘いままギリギリでカットしため、1目分だけほどけたことはありますが、折返までほつれてしまうみたいなトラブルは現状ゼロです。

難しい手順がない、道具のいらないノット補強法みたいな感じで当面運用してみます。