21 アンタレスDCの各所ベアリングサイズ

健忘録・再検索ショートカット用コンテンツです。間違ってたらゴメンネ。防錆で比較的メジャーなキャストップを優先して載せます。

基本的にはチューニング兼消耗品のスプール軸受ベアリング、ピニオン軸受の30番比較的ハードコンディションの位置、ハンドルノブ軸受の6番、ハンドルノブ側のメインシャフト軸受22番が交換しやすい消耗品という感じですかね。

部品番号:6 ハンドルノブのベアリング

ハンドルノブ2箇所×2個の合計4個使用しているベアリングです。

4mm×7mm×2.5mm、「740」と呼ばれるサイズです。

キャストップ:SMR74A2-H-X1ZZ

正直なんでもいいし、言うほど交換頻度もいらないと思います。アンタレスなら入ってるし、ドボンしなければ錆びる事は基本的にあまりないかなと。

部品番号:22 メインシャフト外側のベアリング

ワンウェイクラッチの手前、またクラッチプレートの裏側の計2箇所で使っているベアリング、合計2個。

8mm×12mm×3.5mm、「1280」と呼ばれるサイズ。

キャストップ:SMR128A5-H-X1ZZ

クラッチの裏側はちょっと難易度高め。ただし水侵入経路としては弱いので交換重要度は低そう。

ローラークラッチベアリングの手前のベアリングはどのみちローラークラッチベアリングのグリスの影響を受けるのでサラサラの必要もなく、時々粘度の高めのオイルをたっぷりめに封入するか、普通のDDL-1280ZZを時々アッセンブリー交換してあげるのでもいいかなぁと思います。

部品番号:26 スプールベアリング

メカニカルブレーキの内側、DCブレーキ内部の2箇所で使っているスプール軸受けです。

3mm×10mm×4mm、「1030」と呼ばれるサイズ。

シマノ純正の場合外周にOリングがついた特殊ベアリングで、がたつきを減らしています。

ベアリングチューニングのメインはここ。

ただし、元々DCブレーキって過剰回転はDCがマネジメントしてるし、介入の薄いタイミングでの不意のスプールのオーバーラン、着水バックラッシュは確実に増えるので純正から変更する意味があるのかはちょっと悩ましいところを感じてます。

一方で確実に効果があると感じてるのは立ち上がりの軽さ、つまり軽量プラグ側への対応力ですかね。

各所チューニングメーカーから出てるので、好きなのを選ぶとよいかなーと思います。ダブルボールベアリングを使う場合はシマノ汎用にある1033+1mmのOリングで実現してます。

確かに効果はあるんですが、なんだかんだ強烈な消耗品なので高いのを大事に使うより、ちょっとスプールから異音がするなら交換する、くらいの気軽さで買えるものをオイルチューンするほうがいいのかなあという気もしますね。

ちなみに、圧倒的にメカニカルブレーキノブ側の浸水が多いイメージです。DC側は実質的にDCブレーキが水の浸入トラップに近い形になってるのでほぼ入り込みません。

部品番号:30 ピニオンギア受けベアリング

ピニオンギアを支えてるベアリングです。

5mm×9mm×3mm、「950」と呼ばれるサイズ。

キャストップ:SMR95A5-H-X1ZZ

結構、水気に曝されるので年1くらいで交換してもいいかなあという印象。六角スプリングで固定されてるので交換はちょっと気を使います。巻き心地には影響しますが、基本回転性能に影響しないのでグリス封入がいいタイプのベアリングかなと思います。

ここはフルセラミックベアリングにしても面白い

※ユーザーメンテ不要:部品番号:36 メインシャフトの裏側のベアリング

メインシャフトの裏側で使われてるベアリング、合計2個です

4mm×7mm×2mmのベアリングになりますが、こちらは基本的に交換の必要性ないと思います。他で対応できなかったらメーカーに頼みましょう。

※ユーザーメンテ禁止:部品番号:32 ローラークラッチ(ワンウェイクラッチ)ベアリング

基本的にメーカー修理がベストですし、ここやらかしてるならメーカーか業者のオーバーホールで全部スッキリしましょう。