22バンタムとアベイルチューン
先日こんな長いコンテンツ<22バンタム・フィネスチューンのプランを考えた話>を書いてたわけでして…
まあ、買うことになるよね。
ちなみに、手元品の断捨離ってほどではないですが、できるだけ入れ替え戦で回して行くようにしてます。
ぼちぼちと釣具以外も含めて、その他にもPC回りなどでいらないものを整理していたら、ちょうど買えるくらいの値段がポイントで貯まってたのと、その上で、入れ替え戦を前提にするならその持ち出し自体も小さいかなという皮算用が立ったので、ヤフーショッピングのキャンペーンが厚めのタイミングで購入しました。
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思ったより早く到着
配送予定が3週間とかだったので冬までお蔵入りと思っていたら、一週間もなく届きました。
コアソリッドボディ、カルコンもそうですが、意外と取り出しからキズがあることがあるようなのでチェックしたものの特に問題なしでした。よかった。
急いでwanee’sのグルービンデカールも発注。こちらもすぐに届きました。
ところで、シマノってジオン系MSの感じが強いと思うんですよね。
バンタムのこの、洗練はされていないずっしりとした面構え、ドムやザメルなどの重モビルスーツを彷彿とさせます。
私はメタニウムとバンタム、どちらがより好みか、といわれると、バンタムのほうがデザインとしては好きかもしれません。
メタニウムはケンプファーなんですよね。シュッとして、凄くヒロイックで、洗練されている。それに比べると丸形リールからロープロファイルの間に位置するズングリ感。
けど、だからこそ塊感はずっとバンタムのほうが強いんですよね。
そして、この塊感の強いデザインを活かすものこそ、wanee’sのグルービンデカールだと思うわけです。
まずはwanee’sグルービンデカールでボディ保護とカスタム
貼り付けは、脱脂してから手袋して水張りです。位置合わせがむずかしいので、指紋がつかないよう手袋は必須。さらに水張りしたほうがいいですね。
デザインは超よいです。彫金風。最高。
アベイル マイクロキャストスプールとブレーキ
作業手順はアベイルの公式サイトを見ればそのままです。
取り付け説明サイトをしっかりと見て作業すれば、あまり問題ないと思います。
注意点としては、ブレーキパネル止めの板バネの着脱がちょっと難しいくらいかな。力任せにやるとちょっと歪みそうですので、慎重に。
これがあるため「都度作業してSVSとマグを入れ替える」というのはあんまり向いてないなぁと思います。バンタムでSVSとマグを使い分けたいなら、もう一台買った方がいいですね。
サイドカップのベアリングは余ってたダブルボールベアリングにしました。スプール側はとりあえずそのままで注油、軸に極圧グリスで終了。
なお、このマグのちょっとした(公式?)テクニックですが、もし最大ブレーキでも足りないとき、磁石を追加する方法の他に、ブレーキユニットの磁石の着いたねじ込みパーツを少しだけ緩めると、より磁石が近づくので追いブレーキができます。
ただ、個人的にはmaxで足りないなら磁石を一つ増やすか、メカ締めてマグ緩めるほうがいいかな、と思います。
どうあれ、このサイドカップは現場で開けて微調整するには向いてないですね。
バンタムのサイドカップのポロリは確かにヤバイ
バンタム/メタニウム、コアソリッドボディのサイドカップについて、他の方も言われてるとおり「かなりヤバイ」と思いました。これは釣り場でSVSをいじりたくないですねぇ…。
取り出すときに「蓋を引っ張る」と落としがちですので、スプールで押し出す感じにするとだいぶスムーズですが、にしても作業中に落としてしまったりしたら最悪ですからね。
本質的なところで、コアソリッドボディは調整に内部アクセスが必要な、SVSよりも調整が外部アクセスのみになるMagforceのほうが相性がいいように思います。
巻き感は凄くいい
ラインテンションかけて糸を巻いているときの巻き感はいいですね。お世辞抜きでアンタレスと比べてそこまで劣る感じではないです。ヤスリでいえば6000番か、4000番か、くらいの差
フラッグシップと比べたら少し…みたいな程度の話ですし、半額以下ですからね。そりゃそうでしょう、といったところ。
また、レベルワインダー回りにややノイズと抵抗感はありましたので、これはウォームシャフト、支持シャフト、ガードパイプと、レベルワインダー器具が接触する場所に極圧材入りのグリスを薄く塗ることで、だいぶスムーズになりました。
作業は、塗って往復させたら余分を拭き取る。それだけです。
全てのリールにしているチューンですが、巻きのしっとり感が増すのでオススメです。
キャストテスト(軽量側)
Ladrao52を使って、部屋の中で4gのソフト樹脂キーホルダーをフリッピングしてみましたが、特に問題なくいけますね。竿の性能があればこのくらいの重量で問題になることも無さそうです。
さすがはフィネス系のスプールに負けない軽さですね。
さらに糸巻き量を調整するなり、1.8mmスプールにすれば、月下美人の領域とまではいかなくても2g台くらいまでのフィネスリグでも十分投げられそうな感じです。
ラインシステム
糸巻き量計算から逆算して、PE2号40m、PE1号50m。それにリーダー5mくらい。もともと中量級から上の遠投キャスターには考えてないですから、実質的にはPE2号区間で釣りをすることがほとんどになるかな。場合によっては20m抜いてそれをそっくり下巻きに回すかもです。
これでリーダー多少長くしても95%くらいのキャパシティ。4色+5色なのでラインカウンター使ったりしなくてもいいので楽チンですね。
リーダーが25lbなら1.5ozのトップウォーターの中距離戦くらいまでは余裕です。
わりと壁際のカキ殻が怖いゾーンでもありますし、他のアングラーの根掛かりラインを回収するケースも結構あるので、個人的には最低でも20lbといった感じですね。
今回買ったものリスト
SHIMANO 22バンタム(LEFT)ノーマルギア
HGでもXGでもなく、ノーマルギアです。巻き取り量は68cmだったかな。元々ハイギアかノーマルかでなやんでたのですが、HGは売り切れ。特に迷いなくノーマルギアを選びました。
青物のような高速リーリングが必要なリールでもないですし、回収が遅いことよりも、巻き取りが早過ぎる事のデメリットを解消するにはノーマルギアがちょうどいい。
元々ハンドルもノブだけはXG系の大きいノブのほうがいいのですけども、長さはロングハンドルでないほうがよいのでちょうどよいのです。
なお、標準のスプールは新品のまま売却予定です。
ブレーキ側に手を入れてしまいますし、サイドプレートをもうワンセット買ってまで使うか…、というと、軽い方はマグのほうが安定感ありますし。遠心が得意な重めのゾーンは23DCMDがいますから、おそらく使わないでしょうからね。
アベイル・マイクロキャストスプール 22BTM33R
マイクロキャストスプールの中溝、3.3mmモデルです。
PEなら糸巻き量の確保もでき、細糸を必要な分だけ巻く方法で浅溝利用もしやすい糸巻き面直径を確保できる3.3mmといったところですね。よりフィネスよりなら1.8mm、太めのPEで近距離戦を打つなら5.8mmといった印象。
軽量スプールで5〜20gくらいまでの軽量リグを快適に扱って不安のないライン強度を確保しつつ、フルキャストしない前提なら〜1.5ozまで扱える。そんなラインシステムを組む予定です。
アベイル・マイクロキャストブレーキ
マイクロキャストスプールをつけるならマグブレーキ化はマストだと思ってます。スプールを軽くするという目的があるのに、SVSをそのままにするのはコンセプト的に違いますしね。
wanee’s 22バンタム用グルービンデカール
ボディプロテクトは「22バンタム用のグルービンデカール」です。カッコイイですからね!
個人的にリールプロテクションシールはwanee’sさん一択です。
買おうかなと思ってるけど買ってないもの
メタニウムシャローのドライブギア
問い合わせてみたのですが、どうもメーカー欠品中とのことなので、こちらはそのうちいずれ、ですかね。
効果としては若干の軽量化効果はあり、ギアボックス側が軽くなるのでバランス調整効果は高いんですよね。ただ、クリティカルな部分ではないので、こちらもどうしてもノーマルギアだと足りないな、と思ったらいずれ、といった感じ。
ハンドル
ハンドルは標準が84mm(42mm)となりますが、月下美人Airと同じ80mmまでショート化してもいいかなぁという感じはあります。
ただ、ハンドルノブはもうちょっと大きい方が好みなので、80mm+ロング気味のノブ、といった感じのを考えてますが、80mmのネックは「握ってないほうのグリップが邪魔」というあたりにありまして、バランサータイプのハンドルで欲しいなぁ…と考えると、この長さだとNSクラフトさんのパワーハンドルROBOシングル、それにノブはスタジオコンポジットのR24XLかR27XXL、iOSのマンハッタンがお洒落かな。
こちらもクリティカルなところではないので悩むのを楽しみます。