23アンタレスDCMD、やっと実投

4月末に到着して、5月は天候が悪かったりで釣行に行けず月末にまさかのCOVID-19罹患。

そこから体調が戻らず1ヶ月。体力が戻らないまま酷暑がやってきて、未だにSpO2は安定してるものの若干良好値を下回り、心拍上がる運動をすると息が上がりやすい状態にあります。

…が、曇りの日についでに出かけるついでに釣り場近くに降ろして貰って、やっと持って出られました。

ただ、現場に着くとめちゃくちゃな赤潮。まあ無理だろな…と思いつつ、何度か当たる感じはありましたがヒットという感じはなく、やはり実釣には至りませんでしたが、いろいろなルアーを投げてきましたので簡単なインプレです。

ロッドはスーパーヘビーバーサタイルロッドFishman BRIST comodo 7.5H。ルアーキャパシティは下はキッチリ10gをこなし、上はリール次第の120g over。Hパワーなのにそのティップはカタクチイワシでも楽しめる。そんなロッドです。

これ以外の写真はすっかり忘れました。

総合インプレ

剛性感・巻き感

21アンタレスDC同様、ドライブギアの支持部のサポートベアリングが増えていることは大きく「巻きの剛性感」を感じとれます。

ハンドルを回す力の入力は真円じゃないので、そこにある僅かながたつきを手が感じとってしまいますが、本当にスムーズに回ります。結果として、これが剛性感にかなり強く寄与していますね。

クローラーベイトでも気持ちよく巻けます。とはいえ、アンタレスDCからスペシャル上回ってるかというとそこまででもないです。どっちも完成度が高いです。

キャスト感

ブレーキとセッティングがあうと本当に気持ちよく飛びますね。

DCは21との比較になりますが、DCMDのライン別ブレーキセッティングは全般的に弱め。21DCのPモード1番が余裕過ぎてXモード1〜3番とか使ってたルアーでもPモード1番で危ういときがありますね。強い方のブレーキを少し弱くして、よりブレーキを残さない方向には拡張して8段階にしてあるなーといった感じ。

それとは別に、21と比べ、スプール慣性が強くなっているためスプールオーバーランがやや起きやすいかなと感じました。きちっと止めに行かないと着水での膨らみ、2〜3周ほどが膨らむバックラッシュが起きやすいなと思いますし、軽いルアーを投げたときの失速バックラッシュは当然強めです。

ただ、そういったバックラッシュは重症化はしにくいので余り気になりません。2mmほど広いのでバックラッシュ解く作業しやすいw

4×8 DC MD TUNEすごい…!

21アンタレスDCからの4×8 DCを搭載していますが、こちらは4×8 DC MD TUNEとなります。モードはF/N/Pとライン別ブレーキセッティング+XBモードとなっています。

このXBモードが本当に秀逸でした。

XBモードの5〜8(BBモード)に感動

XBモードの5〜8はビッグイベイト〜スイムベイト、重いもの、空気抵抗の多いもの向けとなっていますが、これはライン別モードの強いブレーキと、ブレーキの残し方が全然違いますね。

ビッグベイト・クローラーベイトはメチャクチャ快適でした。常に僅かにラインテンションがかかっているから、でかトップがまっすぐ飛ぶ、まっすぐ飛ぶからトラブルがなく飛距離も出る不思議。

凄ーく薄ーく、ゆるーゆるーとブレーキが残ってうまいこと糸を張らせる感じで、残り方は無印のマグフォースの感じに近いのですが、最後にはキチっと抜けます、なので最後のひとのびが伸びる。

使うまでは「いうてちょっと強いだけだろ〜。Pモードの8番でよくね?」くらいに思ってましたし、21アンタレスDCではPの6〜8かNの1〜6あたりを使ってました。

テイクバックからのキャストでルアーが乱れない、キャストがめちゃくちゃうまくなったような錯覚を覚えますね。2ozくらいのビッグベイトを使う人は本当に一択といっていいかもしれません。それくらい最高。

XBモード1〜4はPE巻いてるとオートマティック化

より飛びやすいルアー用の1〜4番はラインモードを更に深掘りする遠投モードですが、Pモードからだとそれほど弱くなった感じはなく、概ね1〜2ノッチ下かな?くらいの印象でした。

機能紹介を見る限り1〜4のセッティングもFモードベースなのかなという気もしますね。

ここからは完全に仮説ですが、一応体感としてはこんな感じだった…という話です。

1〜4がFモードベースだとすると、PEを巻いたスプールだと回転慣性が弱く、ややブレーキが強めになる可能性があり、それが結果としてPE巻いてたらXBモードがオートマチックな感じを受けました。

例えば、デカトップで表層を探ってからジグヘッドワームに付け替えて遠投+ボトムトレースみたいなとき、空気抵抗の大きいルアーから小さいルアーまで、蓋を開けずにXBモードのままでOK。

21だと頻繁に蓋を開けてモードを切り替えていましたが、外側のダイヤル調整だけで十分ですね。

21アンタレスDC持ってる人でも、飛距離が出にくい(姿勢が乱れやすい)ルアーを混在して使う人なら、これだけで買う理由はあるなぁ、くらいに感じました。21、出番減りそう…。

ルアー重量別インプレ

10〜20gクラス

ラインシステムが50LBナイロン+3号PE、正直飛距離は微妙…なところですが、ま、これは当然ですかね。ラインを細くしておけば結構いけるかと思います。

キッチリ飛ばそうとすると今度はオーバーランしがちなので、扱いやすいのは15gから上くらいからかな。

このあたりを快適にするならダブルボールベアリングへの換装はした方がよさそうですが、MGL IIIとはいえ重くなった分の慣性が強いのでちとピーキーになるかもですね。21との使い分けポイントはここになりそうです。

ちなみにこのあたりの重さで投げたのは

イマカツ LOT BT122 Twist
メガバス X-PLOSE DOUBLE SCRATCH
エバーグリーン ウェイクマジック(ウェイトチューン済)
アイマ コウメ60 Heavy

です。ほぼ色物ばっかり投げてました。思いの外動きがよかったのはウェイクマジックですかね。うにょうにょします。うにょうにょ。

20〜30gクラス

このあたりからは何ら問題ないです。問題のモのじもないです。まさにドンピシャ。ほんの僅かな差ですが、21アンタレスDCよりも攻めていったときにバックラッシュが重症化しにくいなーという印象です。

ブルーブルー シャルダス20レザーカスタム
ブルーブルー ジョルティ22
アイマ コウメ80Heavy 90Heavy
ベイトブレス チェリースピン(スカート+トレーラー付き)

他ぼちぼちジグヘッド

です。

チェリースピンなんかはやや抵抗の強い飾りが多いので、XBモード(BBモード)で投げるとちょうどよかったですね。

30g〜クラス

ジョルティの30はもちろん全く問題なくガンガン投げられました。

後はXBモードの真骨頂、ビッグベイトとクローラーベイト。

ダイワのモンスタースライダー 160F、51.2g。元々そこそこ飛びがよいとは言われてるんですが、XBモードで投げてびっくりしました。めちゃめちゃ軽くなげて不思議な感じで伸びます。これがXBモードなんだ…といったのを実感させてくれたのがこれ。

また、クローラーは今回kaesuのTOUDA(45g+約1g)。こちら多段ジョイントですが、意外と姿勢が乱れにくく、よく飛ぶクローラーベイトにはいるかなと思うのですが、こちらもさらにXBモードで安定しました。姿勢そのままにスコーンと飛んでいきます。

また、アダスタのフォースミックスの羽根をとって遊んでるルアーも投げましたが、こちらもド安定です。フォースミックスはインプレのなさにユーザの食指が動きにくいのか、捨て値で売られてることも多くて、複数持ってるんですけど、ウネウネした動きが凄くいいんですよね。もうちょっと評価してあげてもよさそうなのですが。

23アンタレスDCMDはいいぞ

4x8DC三兄弟のうち、ヘビーバーサタイルといっていいのがこのDCMD。

主力ルアーのウェイトが15g以上、3ozくらい2ozまでを中心としたのビッグベイトや太糸仕様でDCを使いたい人は、是非使って欲しいですね。

糸巻き量が20LB-100m(およそ25%UP)になったことで、3号で130m、4号で100m確保できますから、ベイトリールの「太糸を使える」メリットが生きてくるリールだと思います。

弱点らしい弱点は…ドラグクリッカーがないことでしょうかね。

エクスセンスDCは使っていないので何ともいえない部分はありますが、エクスセンスDCのレビューを見るとアンタレスDCのブレーキセッティングをより抜いた方向性、遠投性を求めたチューンのようです。

もし、ビッグベイトからロングキャストまで広くカバーしたい、ヘビーバーサタイル性を求めるのであれば、間違いなくアンタレスDCMDのほうがいいかな、と思います。