釣り動画他、アクティビティ向けにOSMO Action 3を買ってみた話

今までその辺の録画はHERO 8を使っていたのですが、先日、初の乗馬に行ったときに「水平がめちゃくちゃ」という事態が発生しまして、これは釣りでフォームを録画したりした時もよく起きてたのですが、ちょっとナーって感じだったのですね。

それで、最近のを見てみたらなんと水平保持機能があるじゃないですか。しかも最大360度。

てことで、手放して買い替え計画を発動しました。そろそろバッテリーも怪しかったですしね。

釣り動画なら絶対にOsmo Action3! GoPro HERO 11との違いと決め手

いろんなレビュワーさんが比較動画撮ってるのでソレを参考にどうぞ!(雑)

正直、どっちもだいたい性能は満たしてます。価格帯も言うほど離れてません(格安アクションカメラと比較したらもうドッチも高い)

ざっくりいうと…基本的な画質的な面での撮影性能としてはHERO11のほうが上、価格も上です。手ぶれ補正のされかたとか、映像感はやっぱりHERO11のほうがグっとくるんですね。

しかし、釣り目線で考えてみると…長回しと熱対応の重要度が高い

ただし、熱暴走とバッテリーの消費が早いところは気になっていたのも事実で、そこについてはACTION3のほうがだいぶ優秀とのこと。決め手になったのはこの記事と、そちらにあったこの動画。

釣りの場合、どうしても「気温が高い+日向」という環境が多く、しかも長回ししてることのほうが多いんですよね。

キャストチェックの時は何回か投げていいキャストとダメなキャストだなって思ったのときのを見直すため、明らかにいいキャスト、明らかに悪いキャストは止めて確認したりしますが、そうでもないときはずっと回しっぱなし、ネックマウントの時はひたすら長回しです。

その時に、GoProだと「止まってる」ってことがたまにあるんですね。乗馬の時も40分くらいでバッテリーが限界を迎えてましたし、それ以外の時も熱暴走でフリーズ…なんてことが何度かありました。

その点で耐久性の高い事、外部バッテリー使えばメモリ限界までキチっと取り切れる点が、Osmo Action 3に決定打となりました。

釣り動画を撮るためにはどのセットがいいのか

いくつかのキットがありますが、バッテリーモジュールが充実してるアドベンチャーキットがベストです。

標準と何が違うかというと、ロング自撮り棒+マグネットマウント、バッテリー2個+3個格納チャージャーパックがついてくる。

基本のセットに追加で買うかな?って思うところが概ね納まってるところですね。

ちょっとした水中撮影はそのままできますが、マグネットマウントだとちょっと不安なところもありますので、棒の先につけてかっちり沈める水中撮影のときは水中ハウジングつかったほうがいい気はしますね。

ただし、その場合でもアドベンチャーセットを選んで、水中ハウジングを別途購入するほうがよいかなと思います。

あまり値引きはなく、ECのポイントサービスがメインになるかと思いますが、基本的に正規取扱店(大手量販店もしくは正規代理店もしくは直営)から購入するようにしてくださいね。

ちょっと安いからと言って「よくわからないショップ」から買うのは絶対に避けましょう。

追記:Action 3 と Action 4の違い

2023年8月、Action4が発売されました。(サイクルみじかい…)

ということで、ざっくりと違いを調べてみました。大きくは下の3点。

センサーが新型に。1/1.3inchに拡大。夜景撮影時に強くなった。

10bit & D-log Mのカラープロファイルに対応

防水性能が18m(+2m)

のようです。主に1つめの「夜景に強くなった」あたりが違いになるかと思います。いくつかのサンプルを見ると、ダイナミックレンジの拡大とシャープネスの処理がうまくなって解像感が増したかなーという印象です。

釣りアクティビティだと夕マヅメ、朝マヅメでの撮影もありますので、夜景強化はグっときますね。今買うならもちろんAction4です(涙目)

ファーストタッチインプレッション

基本的には「いつも通りのアクションカメラ」です。

Actionとスマートフォンを接続するための専用スマートフォンアプリをインストールして、製品のアクティベーションをすれば、後は自分に合わせた設定をするだけで使えます。

画質はアマチュアの撮影用途では必要十分

ほぼほぼ用途十分です。まあこのへんでダメなカメラってそうそうないですからね。

動画撮影、手ぶれ補正、タイムラプス、スナップショット、スーパースロー…基本的な機能はほとんどついています。

映像作品として撮る場合でも4K60fpsまでなら水平撮影できるので、手持ちでもロールブレがかなり押さえられますし、ちょっと拘った映像も撮れるかと思います。

それ以上の拘りが必要な場合にはちゃんとしたカメラシステムを組めといった感じですね。10万円もしない動画撮影機器としてはもはや100点でしょう。

水平保持撮影はめちゃくちゃ便利

何はともあれこの機能だけで買い替えしてよかったなー!って思えるくらい最高です。

三脚も適当に置くと水平がとれてないことが多いと思いますが、ネックマウントは動いてたら装着位置が回転軸でずれるんですよね。

そして釣行中、イチイチそんなところに細かく気を使ってる暇はないんです。

もちろん、撮影後に補正はかけられますし、結果物としては画角が狭くなってるので同じになりますが、その手間がなくなるってめちゃくちゃ素晴らくストレスフリー

45度保持、360度保持とありますが、全周保持にするとかなり画角が犠牲になりますので、回転アクティビティで演出として使いたい場合でもなければ45度水平保持(Hrizon Balancing)で十分です。

Hrizon Balancingでの撮影は1080P、2.7k、4kでフレームレートは60fpsまでとなりますが、私は1080Pの60fpsのセッティングにしています。

手ぶれ補正ももちろんちゃんと効きますので、結果、歩いている映像は「FPSの動き方」みたいな感じになりますね。

独自機構のマグネットマウントはめっちゃ優秀

まず、GoProとの最大の差はマグネットマウントですが、これはめちゃくちゃ優秀。

しっかりと固定してくれますし、ツメが出っ張ってないので、ちょっとくらいでとれると言うことはまずないですね。思ったよりガッチリ固定してくれるので、ネックマウントとかでも心配は少なそうです。

マグネットマウントは正直キットにもう1個はついていてほしいですね。全部につけたい。むしろGoproにも()

ただ、ちょっと高いのでGoProのクイックリリースバックルと併用するほうがお財布には優しいかなと思います。これ以上の追加はウランジ待ちです。

縦マウントの出番があるかどうかは人次第

付属のケージに「縦設置マウント」がついていますが、こちらについては個人的な使い方では正直なところ使うかどうかは微妙なところです。

ただ、Tiktokなど縦長ベースの場合、また縦のほうがより魅せられる映像の場合はよりスマートに素早くつけられますからベストの感じですね。

本体のUI、スマホアプリの操作性はOsmo Actionのほうが好み

操作性は好みの問題が多いのですが、個人的には本体のUI、スマホアプリのUIともにAction 3のほうが使いやすいな、と思いました。

連係からの動作もかなりスマートです。本体の詳細設定をスマホ側でする場合がちょっとインターフェースごちゃついてるなという感じですが、それくらいですね。

このあたりは(推測ですが)ドローンがスマホと連携する技術もあって、技術的に数歩先にいってるなと感じたところです。

音声コントロールはGoProが優秀

いかんせん「英語と中国語」しか対応していないというのもあり、GoProほどの使い勝手は期待できません。認識も正直かなり甘いですし、そもそも対応している範囲も狭いですね。

Start Recording(撮影開始)、Stop Reccording(撮影停止)、Take Photo(写真撮れ)、Shut down(電源切れ)、Screen Switch(画面を切り替えて)の5種類。最低機能は整ってるんですが、どうも「ちゃんと聞き分けてる」のか、Start Recが走らないことが多い。つらい。発音下手なのか。ごめん。

ちなみにGoProだと「ゴープロ、ビデオスタート」で走ります。止めるときは「ゴープロ、ビデオストップ」です。カタカナでOK。やさしい。

癖を掴めば使えるかもなー…といったところ。スキー×ネックマウントのときとかはかなり使い勝手よく使ってたので、この点はちょっと残念です。この点はアップデートでなんとかなるはずなので、今後に期待したいところです。

Osmo Action 3と一緒に買ったものたち

GoProの時に買った周辺機器のうち、使えないものもあるのでちょいちょいと買い増しです。

Samsung PRO Plus 128GB microSDXC

「メモリーカードの速度が遅い」というアラートが出たので買い替えました。

前回は同社のEVO、今回は高速モデルのPRO Plusにしました。たぶんPlusにしなくても十分だと思います。A2/V30のモデルですので現状のお手頃コンシューマ用としては最速クラスといっていいかなと思います。

4K撮影するなら256GB、うちのように1080メインなら128GBあれば十分かなーと思います。

amazonで買うときは国内正規保証品と書いてあるものを買うとよいかと思います。日本サムスン販売特約店 ITGマーケティングもMB-MD128KA/ITという別型番(中身は同じ)で出しているので、ちょっとだけ高めですがそちらを使うと配送もITGから出荷なので安心です。

メモリーカードは正直いろいろトラブル多いですし、昨今楽天もyahooも…ってところですから、購入ルートを確定して安心して使いたいところです。

ITG出荷版はこちらになります

PGYTECH Osmo Action 3用 シリコンラバーケース(ブラック)

標準のケージがついていますのでそれでもよかったし、なんならPGYTECHかSmallRigのアルミのケージを買おうかなと思ったんです…が。

まず、標準のケージは付け外しがちょっと使いづらい。そしてSmallRigは売り切れか届くのが先と、ちょっと悩んだ結果、当面は普通のシリコンラバーケースにしました。ペロンって半分脱がせたらバッテリー交換できますしね。

なんだかんだ命綱がつかないシステムは不安なんですよね。SmallRigだと上部にも1/4ネジがあるのでそこを使う事もできたのですが、とりあえず目先はこれでいいかなーと。

公式サイトが「解約フォームがない」という個人的に使ってはいけないECデザインになってしまっていたので、ヨドバシのあたりでSmallRig扱いはじめたら、買います。

楽天公式で20%ポイント付与やってたので買いました。

SmallRig DJI Osmo Action 3用カメラケージ

カメラ全般にオリジナルのマウントケージを出しているSmallRigさんのアルミ製の結構ごっついケージ型フレームです。

本体の防護機能の他、縦/横でのマグネットマウント、1/4スクリュービスが天地側面の3箇所、さらにコールドシューがついていますのでフラッシュやマイクなどの取り付けもできます。

重量の増加はかなりある(ほぼほぼ倍になる)のでオススメと気軽にできる感じではないですが、強い固定がほしいときはスクリュー、そうでないときはカジュアルにマグネットマウントと使い分けがしやすいので「あると便利」感はあります。

操作への影響は小さく、また別途購入したPGYTECH Osmo Action 3用 CPL レンズフィルターも装着可能でした。ただし、このレンズフィルターは標準のレンズカバーよりも根元の隙間が少ない(ソフトケースでもやや干渉する)ので、ねじ込めているように見えて防水性能で考えると、もしかしたらやや隙間があるかもしれませんし、余りねじ込みすぎると壊れる可能性もありますので、その点は自己責任ということで。

SmallRig DJI Osmo Action 3 用カメラケージ -4119

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Osmo 磁気ボールジョイント アダプターマウント

定番のウランジさんから安いのもでてますが、Action 3は少し仕様が変わっていて、Action 2用ではがたつきがでるとの事です。

気にしないという手もあるのですが、心で涙を流しつつ純正にしました。CPはウランジさんのが最高ですね。

DJI Osmo 磁気ボールジョイント アダプターマウント

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PGYTECH Osmo Action 3用 CPL レンズフィルター

公式アフターメーカーのPGYTECHのCPLフィルタ、偏光フィルタです。

こちら、他で見かける「偏光レンズだけどフィルタ回転機構がついてないので角度調整はお察し」なのと違って、薄くて回しにくいですが、ちゃんとフィルタを回転させられる角度調整タイプです。

海を撮影する事が比較的多いので偏光レンズは必須。基本装着したまま運用しようかなと思ってます。

画質の低下はおきるものと思いますが、そこはフィルタを使う以上しょうがないですね。

PGYTECH アクションカメラ用キャリングケース

ケースも色々ありますが、デザインと仕切りの感じからこちらを選びました。あと少し長いと標準の自撮り棒が綺麗におさまるサイズなのですが、ちょっとだけ足りないみたいですね。そこだけは残念なとこです。

ホント、ネックマウントを折らない持ち運びがネックになりますね。

Ulanzi MT-22(三脚の脚のみ)

ウランジのMT-24という割と評判のいいミニ三脚がありまして、今回は純正のボールヘッドマグネットマウントをつける関係で雲台がいらないので脚だけのMT-22を購入しました。

さらに小型のMT-14というものもあります。テーブル三脚であればこちらでもいい気はしますね。フィールド三脚や50cm程度の一脚脚として使うならMT-22が向いていると思います。

ただ、雲台も価格帯と用途からするとかなりちょうどよいようなので、これに三脚ネジ(1/4メス)-GoProのアダプターをつけて、標準でついてくるマグネットを取り付けるという選択肢もアリかなと思います。

GLIDER ネックマウント Air(ソフトアジャスター)

GoProで利用していて使い勝手が良いので前のまま持ち越しです。

こちらに延長アームをつけて、そこにAction 3についてくるマグネットマウントの一つを取り付けています。

ネックアームが畳めないので仕舞寸法が大きめなのがネックですが、安定感装着感、どちらもよいネックマウントだと思います。

GoPro クリップマウント(マグネット)

これもGoProと一緒に買ってたものです。バッカンのフチとかに挟み込んでマウントできるのがメリットといった感じですね。三脚が置けないところでも設置できます。

途中に1/4ビス変換アダプターをつけて雲台を取り付け予定です。

最後に、Osmo Action 3のよいところをまとめると

いろいろありますが、これが最高がなにか…といえば

Horizon Balancing(45度 水平保持機能)最高

って感じですね。そういう意味ではHERO 10以降を持っていれば買い替える理由はちょっとだけ弱いかもしれません。

熱対策について一歩リードしていてマグネットマウントのあるOsmo Action 3

鉄板中の鉄板であり、Maxレンズで水平保持でも画角がとれるGoPro Hero 11

どちらがいいかは本当に好みでいいかなと思います。

GoProはHERO10なら少しだけ安く済みますが、人気が高い分、フリマサイトでのリセールもやや高く維持されるかなと思いますので、最新版一択だと思います。

この水平保持、釣り系に限らず、キャンプでも、自転車でも,バイクでも、ネックマウントを使ったアクティビティの撮影だったらもう無くてはならない機能じゃないでしょうか。

※2023年8月、釣りアクティビティで買うなら夜景撮影に強くなった新センサー搭載のこちら、Osmo Action 4のアドベンチャーコンボがオススメです。