TAJIMA セフシステムをフィッシングギアに

「TAJIMA セフ 釣り」で検索した人。みんな考える事は一緒です。

ということで、今回はテスト導入してみた「TAJIMA セフホルダー」を釣りに転用する話です。新たなシステムを追加した場合は追記していくか、記事リンクを載せていくと思います。

TAJIMA セフシステムとは

詳しくは特設ウェブサイトをご覧ください。

というか検索してきた人なら説明不要かなと思いますが、いわゆる「現場系」の方のための「セフシステム」というアイテムブランドがあり、その中で今回使うのは着脱可能な規格ソケット対応のホルダーとなります。

セフホルダーは道具側にある「コマ」を「ホルダー」に差し込むことで簡単に固定し、またボタンを押しながら引くことで簡単に取り外す事ができるアイテムです。

基本的には腰ベルトなどにホルダーを装着しておき、逐次その時に必要なツールに切り替えたり、ポジションをスムーズに付け替えるなど、ベルトに直接装着するよりもスムーズかつ柔軟な装備の着脱を可能にするアイテムというわけです。

つまりは「フィッシングギア向け」ってことです。

とはいえ、いきなりベルトから全部買いそろえるのは勇気がいるので、まずは個人的に一番居所が難しい「タモ」をウェストバッグに装着する際を考えてみました。

セフホルダーの種類

セフホルダーには「金属/非金属」「ベルトへの装着方法」「ボタンが右/左のノーマルとスリム」といういくつかの選択肢がありますが、今回は非金属のスリムタイプ、ベーシックなベルト取付タイプとクリップ取付、2つを購入してみました。

これをウエストバッグの左右に取り付け、立ち位置やバッグを前に回すか、後ろに回すかで逆転してしまう問題を解決しよう思います。

セフのコマ単体は売ってない

セフのコマになるパーツはタジマからは出ていません。普通に売ればいいのに…。と思うのですが、落下したときの事故の問題を含めると、標準搭載している工具・装着具に限る、というのは正しい判断ですね。

ということでサードパーティからでてるコマを購入しました。

コマには「フリー回転」するものと「固定型」と二種類ありますが、タモは固定するよりも姿勢に合わせて動いてくれたほうが便利だな、イマイチだった場合でも他に流用すればいいだけと考えて、まずはステンレス製フリー回転型、M4-5用のコマを購入。

セフホルダーをバッグに装着

普段よく使っているMAZUMEのウエストバッグです。もう3年くらい使ってるかな?

反対側の個人的に使わないドリンクホルダーの締め付けベルトに通常タイプを取り付け。落下したりすることはありません。

多分、本当はタモ差し込んで使ったりするDカンつきのロッドベルト取り付け部は、適当なMOLLE対応ポーチをつけて、ソコニDRESSのフィッシュグリップホルダーと、自作のフォーセップホルダーをつけてます。その手前のやはり使わないプライヤーホルダーにクリップタイプを取り付け。

こちらはクリップの収まりがちょうどよく収まりまっています。

タモに接続用のコマを取り付け

こういった部分に取り付けます。写真はPROXのタモホルダーライトのMサイズ。

既に廃盤になってますね…。新型のタモホルダーライトの上部でもつくかもなーという印象ですが、ここに取り付けできない場合は…諦めてくださいw V3ならアームを目一杯スライドさせて、その穴やコードホールに取り付けることはできそうな雰囲気ですが、自己判断でお願いします。

また、基本的にはできるだけ先端側につけてください。下につけると重量バランスで反転してしまう可能性があるので注意です。

また、今回はちょうどよい穴のサイズだったので取り付けられましたが、もし穴が大きく、安定して取り付けられない場合は皿ネジの長いものと、反対側に大きめのワッシャーを噛ませてあげると良いかなと思います。

取り付けるとこんな感じ

写真のようにコマがカチッとしたまで入るとロックされ、上にあるスイッチを押しながら引き上げないと抜けません。そのスイッチもトップにあるため片手で操作しやすく、スっと抜けます。

今回の場合、今のベルトの厚みで固定されにくいので、ベルト側に隙間を埋める細工をしてもいいかな、という感じはありました。

今回は回転コマを使っているので中でするすると回ります。これは立ったりしゃがんだりの時に身体に当たっても逃げてくれるようになることから、割といい機能だなと思います。

写真はとってませんが、接続位置の重量バランスから多少動いてもタモが反転することはありませんでした。反転してもタモのゴム栓が緩んでなければ伸びたりもせず、また落下するわけではないので安心です。

また、下部のコード取り付け用のカンに完全落下防止用のコードを取り付けるなどすると、より安心な使い方が出来ますね。

セフホルダー、クリップと取り付けタイプの選び方

セフホルダーの樹脂タイプはクリップタイプとベルトタイプがありますが、基本的に「ベルトタイプ」でよいかなと思います。

ベルトタイプは後付けはもちろん出来ますし、ベルトへの摩擦も強めなので安定します。さらに安定させたいときはベルトに何かを巻き付けて太らせて密着度を上げれば動きにくくなります。

一方、クリップタイプは「ポケットとかにもつけられるよ!」とありますが、そのクリップと挟むもの間が広く、ワニ部分で固定は出来ますが固定力が低いので上下左右に動く。そのため、基本的にはクリップタイプは「取り付けるのが便利なベルトタイプ(ベルトもするする動く)」といった感じ。

セフホルダー金属タイプについて

よいものだと思いますが、スリムタイプで重さが39g→100gになる点、価格は倍以上なので樹脂タイプで十分かなと思います。多点つけた方が便利ですね。