フィッシングベスト代わりのカジュアルなチェストリグ(ボディバッグ)がいい感じだった話

ボンバダロッドとバンタムはよく似合う

寒くなってきましたね。

最近はゼロチヌさんの動画を見てチニングでいろいろやってみるも、エリアの違いなのかなかなか。足下に石積みがあって、筋があって〜と近いところはあるので、そっちでやってみようかなと考えつつ、水温も10度前半になってきて、水も澄み澄みになってきて、冬だなぁって感じ。

さて、今日はブラックフライデーでエイヤ!した「チェストリグ」の話です。

フローティングベストはいらないし、フィッシングベストはウーン…

単純に「スマホを入れておく場所」が難しいなあとずっと思ってて、落とさないようにランヤードをつけつつ、ウェストバッグは他にもいろいろあったり、後ろに回しているときに取り出しにくいなど、意外と出し入れがしにくいなと感じてました。

ただ、フローティングベストは機能性としてはピカイチなのですが、いかんせんそれを詰めていくバッグが必要になりますし、明らかに仰々しい。持ち運びも不便。

そもそも今のほとんどのフィールドで浮力はいらないですしね。(そういえば、商品として折りたためて丸めてフローティングベストに装着できる、薄手で強いフローティングベストバッグとか売れそうだなって思ったりしました。

フィッシングベストはなんというかいかにも、どちらかというとストリーム向きなのものが多いんですね。よかったのはダイワの新製品の3wayストリームベスト

チェストバッグはいろいろと出てましたが、実は個人的に探しているのは「胴の左右に分かれるもの」だったので、センターポーチ型は微妙にニーズにあわなかったんですね。その理由はあとで説明します。

結果としてはミリタリーギアのチェストリグで作るしかないかなあと思ってたんですが、組み合わせるとやはり結構高い。ただ収納性・カスタマイズ性は抜群ですね。ウェストリグはつくろうかなーと思って見繕ってます。

そんな中、いろいろと探して、カジュアル系のチェストバッグ・ベストバッグというカテゴリから見つけたのがこれ。ちょうどブラックフライデーで安かったので。

[リネーム] CORDURA ベスト型 ボディバッグ

え、これアウトドアギアじゃないの?

ってくらいフィッシングギア感ありますが、リネームというブランドは国内系カジュアルバッグブランド「DEVICE」の展開の一つで、どちらかというとしっかりとシティファッション系です。

価格帯から見ると素材はちゃんとしたものをつかっていて、デザイン性もよく、リーズナブルな商品が多いイメージです。

なんとVS-3010NSが入る!

正直全くの想定外だったのですが、メインコンパートメントにはライトソルト系ならド定番の3010NS(205×145×28mm)がぴっちり入ります。深さには20mmほど余裕がありますが、幅と厚み側はほぼぴっちり。

取り出しを考えるとシンデレラフィット。

そのため、3010ND(205×145×40mm)は入りませんでした。惜しい。

また、幅が狭いものなら変形によって厚みがあるものを入れることは可能で、チニングやバスのワーミングにちょうどいいVS-318DD(122×87×40mm)ならば二つ(122×174×40mm相当)入ります。

また、VS-820ND(M)(233×127×34mm)が完全フィットです。きっちり奥まで入れれば入る、他には何も入らない。みたいなぴったり感。3010NSよりも5mmほど内寸が高いので、厚みが欲しい場合はこちらを専用ボックスにするのもよいかなと思います。

例えばチニングのワームはVS-820NDで小分けして、フックとシンカー他小物は反対側にVS-318DDで入れる、なんてやるとスマートですね。

ここからは試してませんが、寸法的には…

ランガンケース1010W各種(175×105×38mm)、ケースJシリーズ系(175×105×18mm)の2枚あわせはいけそうです。

リバーシブル120(200×126×36mm)はギリギリいけるかどうか。VS-708〜908 (8インチ) /SFCマルチLL(214×118×45mm)はアウトかな…。手元にないのでちょっと微妙なラインです。

ちなみに3010NSのマルチタイプはなく、欲しい場合はちょっと違うシリーズのVW-2010NSMになります。VSでもだしてよ…。

肩のパットがちょうどいい。

この手のアイテムは肩のベルトがそのままの事が多いんですよね。こちらはアウトドアっぽさを演出するために厚みはそれほどではないですが、ちゃんとしたパッドがついています。それによって肩への食い込みも少なくなります。

調整可能な装着感

各種ベルトは長めに調整マージンが取ってあるのでいい感じの位置に調整しやすいです。

前側のベルトが2本ある利便性

前側のベルトが2本あることにこだわっていた理由なのですが、それは「簡易ロッドホルダーになる」ことです。

例えば、ちょっとルアー交換するときにそこにグリップを差し込んでしまえばいいのです。

もちろんウェストバッグのロッドホルダーでもいいんですけど、ウエストバッグってタモを左側につけておいて、いざ回してルアー交換するときに左側にロッドホルダーがあると差し込みにくいなあ…とか。

それがフローティングベストでウェーディングやってるあのスタイルでできる。それだけで十分に便利なんですよね。

欠点:肩紐がずれやすい

構造上、前身頃の空間が大きく、結果としてショルダーベルトが「開く」形にずれやすいですね。この点については汎用品のチェストベルトをつけることで解決できます。

欠点:リュックとの併用はゴワつく

ランガンしてるときにリュックスタイルで移動する場合は肩周りがちょっと邪魔かなーという感じになりますね。都度置くか、大きめのウェストバッグとの組み合わせがよいかなと思います。

気になる点:メッシュパネル

アウトドアギアでよく採用されるメッシュパネルですが、正直メッシュパネルに関してはデザイン上はいいけど、メッシュで中身が見えることにメリットはなく、フックがかかったときに傷みやすいので、この点についてはちょっと気になるところですね。

ここがルアー交換時にちょっと挟んでおいとけるようなフラップだったらフィッシングギアとしては最高ですね。

実釣でもすごく快適でした。

ヒップバッグチューンドモンスターと組み合わせてランガンしてました。

ヒップバッグチューンドモンスターの中身はほぼこれ含めた運搬用でしたが。装着せずに持って行くと考えるとそこそこの容量がいりますね。

バッカンよりも機動性が高く、ルアー交換なども快適でしたが、そのままどーんと突っ込んでいくバッカンスタイルでも十分に活用できるかと思います。

小さめのバケットマウスとの組み合わせもよさそうですね。移動時は薄手のナイロンのリュック組み合わせて、ボディギア系はそちらに詰め込んでいって、装着したらリュックはたたんでボックスに入れるなりする形ならスマートにできそうです。

そんなこんなで、ブラックフライデーで買ったもので、こちらのボディバッグ、実際に使って割とよかったので紹介でした。多分ニーズはあるはずw