サーフ用のベイトリールを探す旅
コロナの感染も酷くなり、穴熊一家であるわが家は全く釣りにいけてないのですが、いけてないからこそ溜まるストレス!そして夢!
ということで、サーフ用に使うのにどうか、というベイトリールをずっと探してました。
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選考基準
34mm以上のスプール、10g台〜40g前後かカバー範囲。左ハンドル。なるべくロングキャストに向いてるもの。
PE2号が100m+リーダーがいけるもの。
ロープファイルリールのみ(丸形も好きだけど今回は除外)
DAIWA 21 ジリオン SV TW XHL
34mm SV BOOSTスプール搭載(実勢価格32000円前後)
ハイパードライブデザイン搭載で、ボディもしっかり特にハイパードライブデジギアは評判がよく、巻きのパワフルさに定評あり。スティーズに比べると2/3の価格帯なのもヨシ。ハイパードライブデジギアを搭載したジリオンHDシリーズがおそらく理想ではあるのだけど、来年以降かな…。という感じ。
また、替えスプールとしてSLPworksの1012、1016の1000番台のスプールが使えるので、標準のSV BOOSTが16-40〜80mmが16-100mまで巻けるようになります。
MagforceZ搭載の1016G1を使うと太めPEの遠投仕様、バーサタイル仕様のSV BOOSTと使い分けが効きそうですね。
2021年8月時点の候補としては1番候補
DAIWA 21 スティーズ A TW HLC 7.1L
36mmスプールの新型スティーズA TW。実勢価格48000円ほど。
ジリオンと同じくハイパードライブデザインを採用したモデルで、こちらは二段階ブレーキのMagforce Z BOOSTを詰んだことでメチャピーキーと呼ばれてるリール。
かなりインダクトローターのスプリングが固く、スプールをしっかり回さないとインダクトローターが出ないため近距離戦には向かず、さらに後半のブレーキがスコーンとぬけるせいか、すっ飛ぶけど後半のブレーキ抜けからのサミングが厳しいので玄人向けっぽい感じ。
開発者の村上氏の動画を見ると、メカニカルを締め込めばいい…というのはなにかこう若干の矛盾を感じるところだけど、もともとHLCスプールのブレーキにワッシャーを噛ませて最低ブレーキを引き上げるチューンをしている人達もいることを考えると、こちらも同様のチューンで「Magforce/HLCハイブリッド」的な運用にしたら面白そうかなとは思う。
んだけど、そういった工作もスプールが単体売りしてないのでなかなか厳しい。
糸巻き量は36mmスプールだけど若干ナロー気味のため16-100mで、これまでの1500番スプールとの互換性がないのでその点もややマイナス。でもすごく魅力的。そんなリール。
DAIWA 19 モアザン PE TW 1000XHL
34mmスプール搭載。実勢価格46000円
旧型といっていいのかな、スティーズAベースでシーバス向けのモアザンの冠をつけたモデル。今なら正直ジリオンを買った方がいいのではないか…と思わせるところはありますが、マグシールドボールベアリングなど上位機能も搭載していますので、モアザンブランドがよければ、といったところですね。
個人的には34mmスプールなら21ジリオンにスプールつけて同じ値段になりますし、購入候補には挙がらず、でした。
DAIWA 19 ジリオンTW HD 1520XHL/18 キャタリナTW 100SHL
36mmスプール搭載。実勢価格ちょっと微妙(売り切れ)/キャタリナ32000円前後
ジリオンのヘビーデューティ仕様かつエクストラハイギア搭載。1514はXHLがないのでHD一択です。
これのハイパードライブデジギア搭載モデルがでたら恐らくベストチョイスなんですけど、全然売ってない(転売価格)だったり、個人的に4連のバルカン砲(違)のデザインが好みではないところが難点。
元々のスプールのブレーキはマグフォースですが、スプールは1500番スプールを選べるので、SLPワークスのRCS ベイトキャスティング HLCスプールなんかも使えます。遠投を狙わないのであればMagforceの安定感はよいですし、使い分けって感じですね。
キャタリナTWはキャタリナシリーズですが実質的にはジリオンTW HDからベアリング等をオミットし、Magforce Z(PE)を搭載したもののようです。SHLしかありませんが、実勢価格がジリオンに近い3万円前半。さらに最初からHLCスプールが搭載なのでキャスティングゲームには悪くないと思います。
ただし、どちらもハイパードライブデジギアは世代的に未搭載なのでちょっと今買うのは悩ましいですね。
DAIWA 21 タトゥーラ300/400 XHL
43mmスプールMagforce搭載機。実勢価格25000円ほど。
ハイパードライブデザイン採用のタトゥーラ、300番と400番が出ていますが、違いはスプールの幅でどちらも43mm。もちろんハイパードライブデジギアも搭載。
ビッグベイト等で使うのに向いてるようですが、マグフォースの安定したブレーキ力と堅牢さで両軸遠投カゴで使ってる型もいますね。
対抗馬であるシマノのスコーピオンMDとの違いはブレーキで、こちらは固定マグ。そしてブレーキ調整にサイドパネルを開かなくてよく、また遠心ブレーキじゃないので安定してかかってくれるというのはとてもよいかなと思いました。他だとAbuのビッグシューターコンパクトやビーストロケットあたりが対抗馬になるでしょうか。
ただし、いくつかの検証動画を見る限りさすがに軽量ルアーを投げるにはややきつめ。ベアリングチューンしても14gは厳しそうなので今回は落選ですが、将来的には欲しいリールだなと思いました。
43mmスプール機としてはもうド本命ですし、そのうち多分買います。
SHIMANO 21 アンタレスDC XG LEFT
37mmスプール搭載 DC4x8(2021版)搭載 実勢価格6万円台
言うまでもなくシマノのフラッグシップ。遠投番長ですね。正直これ1台あれば5g〜40gなんてカバー出来ちゃいますし、飛距離も抜群なので悩む必要ないじゃん…とは思うのですが、気になるのはメンテナンス。
マイクロモジュールギアは潮がみしやすく、全てのシマノ機を海水で使うなら分解清掃ができる技術が前提。みたいな感じですね。
DCユニットも傷みやすいので毎回帰ってきたらモジュールをはずしてしっかり洗わないといけなさそうな感じ。
となるとダイワ機よりやや手間がかかるなぁ…と思うのです。あとはやはり値段ですね。ジリオン2台かえますやん…。
なやましい。候補としてはすごく有力なんですが、悩ましいところです。
PayPay祭り26%ボーナスみたいなときに思い切って「えいや」できなかったのは今となってはやや惜しいなと思うところですが、エイヤしたら楽しいのは絶対そうなんですよね。ぐぬぬ。
SHIMANO 18 アンタレスDCMD XG LEFT
38mmスプール搭載 DC4x8(2018版)搭載 実勢価格6万円弱
アンタレスDCのMD版。
標準では遠投性能はボチボチなものの、エクスセンスDCのPEチューンのDCユニットと下町スプール、それにダブルボールベアリングを搭載すると最高のバーサタイルDCになるという話。2021のアンタレスDCユニットはつかないのかしら…なーんて思いつつ。その組み合わせを実現すると10万円ですね。うっほ…。
個人的には新しいモノ好きなので次のDCMDがいいな…。
欠点は概ねアンタレスDCと同じマイクロモジュールギアとメンテナンスになりますね。
どれを選ぶかは悩ましい
有力候補としてはCPから優れるジリオンでしょうかね。できればスプールが36mmだったらなぁ…とは思いますが。コストをかけていいならアンタレスになりますね。逆にシマノはアンタレスDC/DCMDを選ばないならダイワ機という感じです。
今回候補から外しましたが、丸形を選ぶならリョウガの1520SHLか、カルカッタコンクエストDC200あたりでしょうかね。
釣れないおじさんみたいにレベルワインダーのないソルティガやオシアジガーというのもいいなぁ…なんて感じちゃったりして。あの辺りにブレーキだけついたら楽しそうなんだけど。その世界に行くならAVETの一番小さいモデルもいいかなって感じもしますね。
とりとめなくも終わります。