Fishman Beams LOWER 8.6L

https://notes.momoplus.net/?p=2963

こちらでも検討していたバーサタイルロッド、結局Fishman LOWER 8.6Lにしました!

理由はやはり軽いところからキャストできるところですかね。CRAWLA 8.3L+にしなかったのは単純に新しいものが好きというところと、今のAbuGarciaのSeabass Mobile IIIとの繋がりを考えるとちょっと被りかなってところですね。Jetsetterとは最後まで悩みましたが、情報量でものを買うタイプなので情報量が欠けてるところで負けた感じです。今の移動が車じゃなかったらJetsetter買ってたと思う。

ちょうどPayPayモールでPayPay祭りもやっていて、釣具のポイント、キャスティングの両方にカートに入れて様子をみて、ファイナルなら3割ポイントバックくらい…とはいえファイナル前に釣りに行くタイミングがあり、それまでに欲しかったので割引クーポンとポイントアップが重なってるタイミングで購入。それでもだいぶお得に買えました。

やはりFishmanのロッドの手元の赤味を帯びた色合いはいいですね。コルクグリップは初めて。

ケースはネオプレンのぼつぼつの厚みのもの。個人的には抜くときにするっと抜けず、入れるときにスルッと入らない点はという感じもしましたが、別途のセミハードケースがついてくるものよりはそのまま使いやすいのでヨシです。

ロッドガイドは割と大きめ…特にAbuGarciaのマイクロガイドを使っていたのもあって、かなりデカデカ感あります。Fujiのパワースピードスイベルも通るので利便性高いですね。

そんなこんなで、海に向かってキャストしてきました。

20 TATURA SV TWにPE1号+ロングリーダー(カーボナイロン3号)です。

全体の重量感としては、スペックほどの重量を感じない、かなり振りやすい竿だと思います。竿先はできるだけ軽く、手元に重量物をおいてウエイトバランスをとっているからこその重量といった感じで、振り感はよいですね。

そして、かなり柔らかいしなやか系ロッドです。フィネス用のロッドみたいによく曲がる。ティップからよく曲がるので、いつも使っているMLのロッドがカッチカチに感じるくらいにはティップはぴょいんぴょいんしますね。

速度で曲げるとその分納まりが少しモタつきますが、おさまりが悪いということでもなく、シュバっと曲げてビシっバシュっと飛ばすというよりは、ゆっくりと、溜めて曲げて伸ばしてあげる。そんなキャストに向いているロッドだと思います。

特にキャストの終わりで「力を入れたまま止める」と、しなやかな分の跳ね返りが厳しい感じになるので、「投げてやろう!」とか、いろいろと気持ちが荒れると駄目ですね。ある意味でシビアといえばシビア。これは好みがあるかなぁという感じはしました。

ノーバックラッシュと銘打ってますが、力むとバックラッシュしますw むしろ一度は心折れそうなバックラッシュもしました。

曲げて投げる。曲げが飛ばす。

スイングバックから「曲げる」タイミングと「竿に任せる」タイミングの切換の練習を繰り返すと、代表の赤塚氏がBlueBlueの代表村岡氏とバチ抜けに行く動画の中で、村岡氏にベイトタックルを渡してみた場面にあった「距離がほしければ同じ投げ方のままブレーキをゆるめる」といった意味が少しわかりました。

まあ、元々オーバーヘッドキャストは私が下手すぎで、クォーターからいっそサイドスローのほうが安定しているタイプではありますが、サイドスローにしてもずっと投げやすい感じですね。

飛距離的にはもっと欲しいところなので、修行はまだまだいりますけども。

実際のキャストについて、まず、投げたのはdaiwaのスティーズシャッド60SP MR(6.7g)、ハイドロアッパー55S(5.5g)、ワールドクランク73F、HIDEUP HU-400、あとは釣研の自立ウキT-LANCER(22g)です。

まず、安定して投げられる10g over。ワールドクランク等から投げて見ました。

10gを越えてくるものは気持ちよく投げられました。もう勝手に曲がってくれるのでそれを送り出してあげるだけである程度の距離は勝手にスコーンと飛んでいきます。

さすがに着水時のサミングはいりますが、気持ちが先に立たなければブレーキセッティングは4でもバックラッシュなし。多少のブレがあっても6にしておけばあって超軽度のバックラッシュだけです。

また、棒ウキのT-LANCERも気持ちよく飛びましたし、ガイドも大きめですしちょっとしたウキ止めに程度ならバックラッシュのリスクもなさそうですから、浅めの棚ならベイトウキ釣りもできるかな、という感じもしました。

5〜6gはTATURA SV TWの下限くらいの感じなので少し気を遣いますが、ブレーキセッティングは6〜8で投げられました。今回投げたのはプラグだけですが、ジグなら飛距離も含め、かなり気持ちよく飛ばせると思います。

さて、竿に戻って。

特徴かなと思う大きめのガイド。おかげでノットの通りはやはり凄く良いです。先重りを感じるような事もなく、ノットの引っかかり感もなし。アブのマイクロガイドはちょっとやりすぎなんじゃない…wって感じるくらい。FUJIのスピードスナップスイベルが使えるのもいいですね。

太めのライン(と自然に太くなるノット)、そしてロングリーダーのシステムを扱いやすく、細糸から太い糸まで扱える、まさにバーサタイルに扱うにはちょうどいいですね。大きめの魚からライトゲームまで、つけるリール+ラインの組み合わせでいろいろと使えそうなロッドです。

少し気になったのは継ぎのところですかね。適時確認とフェルールワックス推奨になってるように、微妙に緩みやすい感じもややします。ここは個体差もあると思いますし、抜けにくすぎるよりはマシですから、欠点ってほどではないですね。

結局、釣り場に魚っ気がなかったので全く釣れなかったんですが、これで釣れたらよく曲がって楽しそうだなーって感じは凄くしました。

持って遊びに行こうと思います!