レザークラフト:ロッドホルスターを自作

釣りのときのロッドホルスターを色々見繕ってたんですが、折角レザークラフトをしてるのだから、作ってみるかと自作してみました。

Illustratorへの課金は今はしてないので、Pagesで図形を使ってちょいちょい図面を引く。しっかりやるならCAD系のソフト使うのが一番だと思うんですけど、ね。今のところ直線と四角・丸、角丸でなんとかなってます。数字で指定できるから十分ですね。

しかし、図面引くにしても専用の菱目打ちラインツールみたいなのがあると楽でいいなぁと思うのですけども。

とりあえずベルトホルダー、本体がベース、ループとベルト、ホールドする本体くらいのパーツ数なのでそんなに苦労はないかな…と思ったのですが、ちょっと付けたい機能のせいでジャンパーホックの配置をきちっとしないといけなくてその位置調整と、実際に入れてみての調整で結構時間くいました。

段ボールで試作して調整して本番。

使用する革はレザークラフト.jpのタイムセールで、1枚1000円弱で買ったヴィンセント 焦茶の革です。自家用なら価格お手頃なアウトレットレザーが一番。今までは他のところで仕入れてたのですけど、最近はなかなか出てこないので買ってみました。送料分まとめて仕入れないと勿体ない感じもありましたが、アウトレットレザーでも厚みはだしてくれるし、また仕入れてみようかなと。

雑なレザークラフトなので、厚紙での型紙化とかはせず、プリントアウトしたものを弱粘着の両面テープで固定してガンガン切り出します。

この切り出し方法のポイントは弱粘着の両面テープを使った上で、貼り付ける前に服などに貼り付けて粘着力をさらに下げておくこと切り出すラインをまたぐように両面テープを貼っておくこと、基本的には見えなくなる、トコ処理でわかりにくくなる床面に貼り付けること、でしょうか。

1つ目はいうまでもなく、型紙の接着が目的ではないので、仮止めとしてずれなければいいだけなのでできるだけ接着力を下げます。

2つ目の「切り出すラインをまたぐ」は、やや素材に無駄が出ますが、カットする場所を避けてしまうと型紙がヨレてしまうことがあり、それを防ぐのに接着してある場所をカットする感じにします。

3つ目は、素材次第ではあり、また、弱粘着でさらに下げていればそうそうおきないのですが、ギン面に貼ると革の表面がペロっと剥がれることがあります。なので、銀面にどうしても必要な場合(工程上の目打ちの都合等)以外は床面に貼ります。

カットするのも普通の大型カッター。いわゆるL刃のカッターでムラテックKDSの黒刃にしています。OLFAでもKDSでもいいと思いますが小型カッターではなくL刃カッターでブレードは黒刃。これが大事。

革包丁はもちろんのこと、OLFAやNTから革用の裁ち切りも出ていますし、それらは片刃で、まっすぐ断ち切る事ができるので本来はそのほうがよいと思います。

ただ、カッターのメリットは切れ味がおちたらどんどん折っていけることなので、力を入れず、なぞるように3〜4回刃を通すだけで両面テープがついた2mm革がスパっと切れます。少しでも鈍ったと思ったら即ポキしたら回復するのがいいですね。

段取り付けながら試作してたのでだいぶ無理はなかったはずですが、やっぱり作ってみると目打ちのタイミングとかで失敗がありました…。

ですが、何とかかんとか完成。工作の実働時間で4時間半くらいかな?

シンプルと言えばシンプルなロッドホルスター(ロッドホルダー)です。

ベースプレートの部分、竿を受ける部分は2枚あわせてしっかりさを出してて、それだけに、一周ぐるっと縫い付けようかなと思ったんですが、ベースの貼り合わせもとりあえずボンドでも強度出てそうな感じだったのでボンドで仕上げて終わりです。

さて、お気づきかもしれませんが、このロッドホルダー。まっすぐじゃないんです。

ベルトに対してやや角度を付けてますが、これは作業中に「前」か「後ろ」に傾いていたほうが、肘との干渉を避けられるかな?というところです。左右どちらに付けても好きな方に傾けておくことができます。まあ、あんまり頻繁に傾け直す仕様ではないんですけども。平面と平面を回転軸でつなぐような金具って案外ないもので、やろうと思ったらそこの構造から考えないといけなくなりますね。

7ft〜8ftくらいまでの竿向けかな。8ft超えるとちょっとバランス悪そう。アジングとかのライトゲームでは大活躍できそうです。大雨もあって持ち出しはまだですが、そのうちうまい事活躍できたらいいなーって感じです。

momo
momo

自作、楽しいっすねー!
バリスティックナイロンの生地も仕入れたので、今度は複合素材でレッグバッグなんかを作ってみようかなと思ったりもしてます。