バーブレスフック化に便利なペンチ

トレブル#1くらいまでの話です。

フックのバーブレス化でいろいろと試しましたが、道具と方法がだいぶ馴染んできたので紹介。本当は専用ツールがあると良いのですけどね。

バーブレス化に向いたラジオペンチ

KEIBAさんのラジオペンチ HLC-D14です。ホビー用のコンパクトなラジオペンチです。

ケイバ(KEIBA) プロホビー ラジオペンチ 溝なし HLC-D14

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このペンチのポイントは「根元側にカッター部分がない」ことですね。

この根元側を利用することで「てこの原理」を最大限に活かし、小さいペンチながらトレブルフック#1くらいまでの太めのフックまでバーブレス化できます。

バーブレス化の手順(2023年くらいからの方法)

バーブをガツっと直接挟んで押しつぶすのではなく、バーブのない側面(左右)を挟み、そのまま元の線径を維持するようにジワーっと力を入れつつ、ペンチを回し、バーブに圧をかけていきます。

両方向から何度かぐりぐりしてたらおおよそ潰れますが、最後にバーブの先端あたりをグっと押しつぶして引っかかりをなくしたら完成です。

「押しつぶす」というよりは「回して均す」といった動きですね。

こちらのほうが欠け率が低く、特に柔らかいフックであればミスは10本に1本あるかないかで仕上がります。カケてもそこがちょっと錆びやすい程度で、問題はないといえばないんですけども。

バーブレス化するには「一気に力をかけすぎない」

真ん中より内側、フトコロのカーブに影響がでないギリギリの根元まで使って、じわーっと力を入れてゆっくりカエシを潰します。

一気に力を入れると折れやすくなります。

角度を変えながら2往復もすると「少し膨らみがあるが、カエシの先端はほぼ埋もれた状態」に綺麗に仕上げることができます。

バーブレス化に向いてるフック、向いてないフック

素材でのやりやすさ、やりにくさという点では、OWNERはやりやすく、がまかつはマイクロバーブ以外では結構難しい感じだなーという印象です。Fimo、BKK、DECOYあたりはOWNERに近いです。

それ以外の点だと、マイクロバーブほどやりやすく、安いフックに多い、親の敵のような巨大バーブのフックは向いてません。潰しきれないフックは諦めましょう…。

次のフックは最初からバーブレスを選ぶ、という選択

フック交換のタイミングでそちらに置き換えるのも手かなと思います

OWNERならもともとSTBLというバーブレスシリーズが出てますので、がまかつはトレブル 19を残してやめちゃいましたね…。(トレブル19を選ぶ理由があまりない…)

基本的には信頼性を含めてOWNERのフックから選ぶ感じになるかと思いますが、アジングの「レンジクロスフック」で絶大な評価を得ている土肥富のフックも自社オンライサイトの在庫があるときは安く買えるので、こちらもオススメです。

他にもINX.labelからメバル用の小型が、VANHOOKからも1シリーズ出ています。

タチウオ用のトレブル・クワトロフックのうち、小さめのものは使えるんじゃないかと思うのですが、どうしてもやや単価が高いんですよね…。ビッグベイトなどトップ用で可動軸を増やしてあげれば「掛かれば保持力が凄い」形状のフックなのですけども。

バーブレスフックのバリエーション(自分用メモ)

てことで、この先は自分用のメモです。よければ参考にどうぞ。

OWNER STBL-1.56BC(#10、#12、#14、#16)

ライトプラグ用細軸バーブレス。1番パワーと2番パワーの間なので1.5番ということのようです。

OWNER STBL-36BC(#10、#12、#14、#16、#18)

ライトプラグ用3パワー小さめバーブレス。ST-36BCの小さめのフックの置き換えはこちら。

OWNER STBL-31TN(#2、#4、#6、#8)

3番パワーの標準的フック。形状が6番から1番になりますが、シーバス用の細めなどST-36BC搭載のものはこちら。

OWNER STBL-41TN(#2、#4、#6、#8)

3番パワーよりもややパワーのある4番パワーの、カーブフォルム針先の1番です。

OWNER STBL-46TN(#3、#4、#5、#6、#8)

4番パワーを置き換えるならこちら。#4〜#6がシーバス用トレブルだと多いサイズかなと思いますのでこのシリーズで揃えてしまうのもよいかなと思います。徳用ほしい…。

OWNER STBL-56TN(#1/0、#1、#2)

シーバス用だと、ビッグベイト用の置き換えサイズになります。5パワーなので軸がちょっと太くなりますが、バーブレスなので余り気にせず使えるかなーと思います。

OWNER STBL-66(#5/0、#4/0、#3/0、#2/0、#1/0、#1、#2)

6番パワー、この太さになるとほぼオフショア用ですね。

VANFOOK DT-38BL-B(#4、#6、#8、#10、#12、#14、#16)

3番パワー表記なので競合はSTBL-31、36あたりでしょうか。フッ素コートフックがいいなって場合はこちらになりますね。

ただ、フッ素コートフック、抜ける側もスベリはよいので善し悪しはありそう…?

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バーブを潰してでも使いたい、ちょっと特殊感サイズ

がまかつ トレブルRB ビッグベイトSP(#3/0、#2/0、#1/0、#1)

ビッグベイターにはおなじみの布川氏が監修しているビッグベイト用ミドルパワーの大番手フックです。パワーは4〜5番の間くらいのある意味で「細軸」「ロングシャンク」が特徴で、まさにシーバスをかけるためのフックといった感じです。

青物でこのフックだと曲げられやすいのでちょっとヒヤヒヤするかも?リングを増やすなりスイベルを入れるなりして少しでも力を逃がして使いたいところ

がまかつ(Gamakatsu) バラ トレブルRBビッグベイトSP 3/0

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DECOY Treble Y-W77(#3/0、#2/0、#1/0、#1、#2、#4、#6、#8)

超ショートシャンク&EXワイドゲイプデザインというフックです。鮎釣りの引っかけ針に似てますね。

これの使い方は、一つがフックの大型化&ワイド化。シャンク分の重量をそのままになるようフックサイズを上げる。ボディからはみ出しても内向きのフックなので比較的根掛かりに強いですしね。

もう一つは縦アイに対してスプリットリングを2回挟む(可動式ロングシャンク)、間にスイベルを仕込むなど、金物でアシストフック的に使うトレブルと考えるとよいかなーと思います。