【感想戦】2024釣りフェス新製品・これが気になる

ということで、2024年の釣りフェス付近で発表された新製品で気になるものをピックアップしてみました。

今年はオンラインで同時発信での情報を出さない形にしたところや、新製品情報は出しているところも省力化したところは増えましたね。

カテゴリ的に大人がそういう方向に思慮が向かないのは、それなりにお金があって、実際に足を運ぶフットワークの軽い方が多いのでしょうがないのかもしれないですが、現地行けないけど情報はほしい、例えば地方の学生さんとかの育成には優しくないですね。

また、

ロッド

ロッドはあんまりグっとくるところはなかったかな…。Fishmanの新モデルもInte 7.7は気になるもののむしろその先にある9ftのinteのほうが気になりますし、ヴァジュラダーナは使い道がないですしね。

シマノ インステージ(公式サイト)

ボート向けシーバスあたりの、シマノではおなじみ黒田 健史プロ開発のロッドです。スピニングが66、610、70、73、ベイトが63、66、610と、ボートで取り回しのいい長さですね。

ロッド長は使ってみるとショートロッドの良さというのもあり、キャスト時に気にすべきディスタンスが小さくなるというのはそれだけでもメリットもありますね。

ダイワ シルバーウルフAIR(公式サイト

シルバーウルフの最高峰モデルのEXも出ましたが、気になるのはAIRの追加番手71MB-S。ダイワはかなり力を入れているチニングカテゴリですが、さすがにEXの価格帯はチビシイ。こちらなら

モンスターキス Shinkirow(公式リリース

スピニングモデルしかないので今のところ…といった感じではありますが、ライトルアー向けにスピニングがほしいなみたいな気持ちもあり、気にはなっているのがモンスターキスのShinkirow。76/82か72/77あたりが気になってます。

このカテゴリかつスピニングだとトランスセンデンス一択でしたが、選択肢が増えるのはいいことですね。鞄に入るライトバーサタイル系としてはすごくいいなと思えるモデルです。仕舞40台が真のパックロッド。60は長過ぎ。

リール

ダイワ IM Z TW 200-C(公式サイト

ダイワの隠し球。IMZの200番(18LB-100m)です。スプール変更モデル、IM Z HDとの違いはスプール・ハンドルアーム、ハンドルノブ・ボールベアリング数・自重の5点とありますが、大きなところではギア比7.4のハイギア(巻き取り87cm)が追加されています。ことボールベアリングのところの違いはウォームシャフトのベアリングがプラスチックカラーになっています。

個人的にはここのベアリングは水の浸入がおこりやすく、レベルワインダー連動しないリールにおいてはキャストにも影響を与えないため、(もちろん巻きのなめらかさにはプラスにはなりますが)カラーが最適と思ってますのでいい変更だと思います。

実はこっそり価格が125,000円から113,600円と、1万円ほど安いです。ハンドルとボールベアリング2個、スプールが変更になったといっても、1万円…?ってところなので、おそらく実売10万円を切るように調整してきましたね。

ただ、デザイン上とても引っかかりのあるポッチはそのまま。次の世代までは見送りかな、という感じです。シーバス的にはちょうどよさが上がりましたね。

ダイワ AIRITY ST(公式サイト

ダイワの隠し球その2。AIRITYのSFじゃない、ST(センシティブチューン)です。STのSFもありますし、無印のSFもあります。

STはざっくりいえば「マグシールドレス」。また、一部ベアリングがグリスからオイルに変更になっています。マグシールドによる微妙な回転への重み(マグフォースブレーキ搭載モデルの、ブレーキを強くセッティングしたときにかかるあれと同じ)がなくなるため、するする巻ける。

しかも重量が130gととても軽い1000/2000番があることでマグシールドのノイズすら嫌うエリアトラウトやアジングの最高峰リールとなりますね。 元のエアリティにもありますし、シーバスにちょうどいい3000番もいずれ出るでしょうかね。

シマノ カルカッタコンクエスト シャローエディション(公式サイト

そのままで美しいカルカッタコンクエスト。

しかも黒ですから「趣向品」としては最高ですね。

趣味としてのチニング、ベイトアユイングとかに使って欲しい感じです。欲しいけどこれにかける予算がない…。

シマノ メタニウムDC(公式サイト

すごく久しぶりのアップデートで現行メタニウムベースとなったメタニウムDC。

最大のポイントはラインセッティングとブレーキダイヤルがハッチを触ることなくセッティングできるようになったことですね。これにより「ポロリ」事故が実質的になくなります。あのハッチなくすと一撃で一万円超えて、さらに釣行終了ですからね。

搭載DCはNew i-DC5ということで、現行4x8DCと同じ処理能力となり、ライン3モード×5段階ダイヤルのという形になりました。いずれ出るだろうコンクエストDCもこちらになるといいですね。

アンタレスがだいぶ値上がりしてしまった今、ベイトのド真ん中である34mmスプールとあわせ、DCを体験したい場合のベストチョイスモデルになるかなーと思います。

ルアー

ダイワ T.D.ハイパークランク(公式サイト

いつもの「あ、ほしい」シリーズです。2024年4月発売ですが、買えたらラッキーくらいのスタイルでAmazonでポチってあります。ソルトクランク部としては気になる子なんですよね。

釣れるかどうか?は… ほら。二の次…?

ダイワ スティーズ スターリングフィッシュ(公式サイト

シルエット的に超リアルなボラっ子ですね。ハクパターンなんかでいけるんじゃないでしょうか。

スピニングタックル向きにはなりそうですが、ミドスト系のリグで橋脚付きのシーバスを狙うときによさそう。ワームなので当てて攻められますしね。

シーバスはどちらかというとハード系のルアーが多い(飛距離欲しいのでわかるところですが)、こういうワームを使ったフィネス系のゲームをプロが掘り下げていくといいんじゃないかなーなんて思ったりはしますね。

ダイワ スティーズ ポップクラッカー(公式サイト

トップチニング向けに気になっているものです。毛の生えてないコイケポッパーフロッグとか言わない。あちらは1個で1300円。こちらは8個で700円です。コイケも気になりますけどね!

トップチニングで使おうと考えると、下にフックをつけたいところなので、ちょっとリグるのに工夫はいるかなと思います。

ジャッカル ブリーカー トッピー67F

チニング用のポッパー。かわいい。もうそれだけで欲しい。買います。

ジャッカル ジェットローミニ

25gのジェットロー、これくらいのウェイトサイズになると9ftのシーバスタックルで扱うのにちょうどよいかなって感じですね。

ただ、このウエイトサイズになるとシマノにメバリング用のフロートリグもあるので、無理に買わなくても…?みたいなところはあります。でも欲しい。まだ元のジェットローがハコ入りのままだけど…。(サーフ行けてない)

ライン・その他用品

シマノ HARDBULL

シマノのパリッパリPEです。DUELのTX8でもあった「太い原糸」を使った8本編PEになります。

どうしても牡蠣瀬や手前の積み石とスレる戦いがあって、かつパリッパリであることはあまりデメリットにならないベイトPEチニングによさそうだなーって印象ですし、ブラックバスでの太番手を直結で使うような釣りにもよいかなーという印象です。

TX8がしなやか気味で細番手にはウーンって感じだったのでこちらは期待してます。

正直、今回のフィッシングショーは金曜日のプレミアムチケット系を買って言ってもこれプレゼントでもらうだけで元が取れてますね。

雑感

メインストリームだったブラックバス系が「釣れなくなった」と苦戦イメージを出す中、各社ライトソルト〜シーバス・チニングに、シーバス/チニング系のメーカーはオフショアに活路を見いだしている感じがしますね。

ようは「お金が動いてそうなところ」が中心になっていくという事ではあります。それはまあ当たり前ではあるのですが、コロナ禍以降、各地の「海沿い」で釣り禁止などが起きている中なので、環境負荷に対する方向性も業界としてより考えていってほしいかなーみたいなところはありますね。