釣具の転売から、ブームがピークアウトしてきた感じがするかな、という話
ちょいちょいネット通販、フリマアプリで価格調査をしていて感じる事なんですが、おそらくコロナ禍で向いてた釣りに対する支出がピークアウトしてきたかな、と感じるところはあります。
その理由としては、転売出品の減少・利幅の減少ですかね。
ユーザーが多く、支出指向が強い場合、取引価格は基本的に強気になり、また出品・成約についてその数量が多くなりますが、こと、今年の5月を超えたあたりからシュリンクしている傾向は見えます。
例えば、現在の転売の主戦場の一つ、メガバスのカゲロウ(100、124あたり)ですが、定価から800円程度。3000円を超えるとだいぶ渋い感じになっています。
買う側からすると、持ち出し感がない額は定価+送料(ネコポスで180円、通常配送概ね500〜600円程度)の水準が一つの基準となると思いますが、通常時の送料を超えること、また、クーポン等で10%程度のレンジがあるとして、その合理的水準で売れていないものが出ています。
もちろんカラーなどで売れないわけじゃないのですが、アプリ手数料と送料を考えるとほぼトントンの水準。
ブルーブルーの商品についてもメーカーの供給力が追いついてきたのか、ジョルティに関しては供給が間に合ってきたサイズについては在庫も散見しますし、入荷ニュースについても割りと良い頻度でくるようになりました。
また、動きが一気に鈍くなったなと感じるのはビッグベイトですね。
各社ビッグベイトブームにのっかって数多く出していて、またそのメディア戦略もあって、クラッシュシリーズやアマゾンペンシル、メガドッグ、ダウズスイマー等などかなり強気の転売があったように思います。
しかし、そのうち一部商品については通常店舗がセールを行うようにもなっていますし、転売価格も範囲に納まる値幅での取引が多いように思います。
もちろん人気のもの、入手性でまだそういった扱いのものはありますが、入手性が悪いものについてはメーカー・販社各社が対応をしていることで、転売者による入手が難しくなっており、結果、出品も少ないという状況も起きているように感じます。
また、新品ルアーでも人気のあるものについて初動の転売は動いてますが、ほぼ利幅がないような商品も見受けられますね。
転売屋が苦しいのはユーザとしては嬉しい限りですが、メーカーとしては需給が読みにくくなると言うことで、結果生産計画が変更になって入手性が悪くなるかも…みたいな悩ましさは感じますね。
オチは特にないんですけど、そろそろオンシーズンなのですが、釣りは飽きたから今年の夏は別の遊びをしようって釣り場がちょっとでも空いてるといいななんてのは、一ユーザとして願ったりするところではありますw