イソメを酔わす別れの酒を

青イソメ、つけるときに「うにうに」したり「がぶがぶ」したり、意外と使いにくいですが、釣り餌としてはやっぱり一級品ですよね。

ということで、冷凍イソメのときにもちょっと紹介していて、次やろうと思っていた「酒イソメ×ハゼ釣り」をやってきたのでレポートします。

結論からいうと

「最高!!!」

です。

用意するもの

イソメ

フレッシュなイソメをどうぞ。

どのみちお酒に入れるので、買ったときにいれてくれる木くずは入れて貰わない方が扱いやすいです。頼めるところではそのままパックにいれてもらってください。

お酒

コンビニで売ってるカップ酒か、家から持っていくとよいです。(蓋がしっかりできるスクリュー蓋がよいです)

度数は20度くらいあればいいと思いますが、選択肢としては焼酎になります。

私はコンビニでコレを見つけて買ってます。

プラコップ、スクリューボトルなどの容器

イソメは一気に酒付けしてしまうともったいないので、ある程度の時間使う分をコップに入れて、そこにお酒を入れる形で処理してください。動きが止まったらお酒につけておく必要はありません。

100mlくらいのスクリューボトルやペットボトルに使ったお酒を回収して使いまわししてもOKです。

自分が飲まないなら、そのままカップ酒の容器にに入れて出して使ってもOKです。少しだけ減らした方が使いやすいかな。

タッパーもしくはベイトボックス

作った酒イソメを入れておくタッパーです。ベイトボックスでももちろんOK。小さいタッパーに石粉入れておくとすぐにサっと使えて便利です。垂らしを短くカットして使うときは1匹まるっとカットしてしまっても大丈夫です。

ホタテ粉

まぶすと扱いやすくなります。タッパーに入れる場合はタッパーに入れておくといいですね。

イソメに別れの酒を

コップにイソメをいれてお酒をひたひた位まで入れます。今生の別れです。小さく感謝の言葉を心に浮かべましょう。

少しすると動きがなくなりますので、完成です。お酒はペットボトルなどに回収して、イソメだけとりだしてタッパーに入れます。

これだけで準備OK!

酒イソメの利点

動かない!防衛行動を取らなくなる。

完全に元生体のロングワームになります。

生きたままのイソメの場合、当然ですが動き回ります。針を刺そうとすればかじって抵抗します。また、危険を感じて身切れしてしまうなど、いろいろと扱いにくいところがあると思います。

酒イソメはそのデメリットが完全になくなります。

鈎付けが圧倒的に楽になる

動かないことで鈎付けが圧倒的に楽になります。カットしても暴れないですし、細い尾側も身切れでプチプチしてしまうことがなくなるため、はじっこまでしっかり扱いやすくなります。

例えば、本体をしっかりと刺し通しして、細い部分をちょん掛けしてアピールに使う、なんて使い方もできます。

また、針付けがよくなるということは手返しもよくなります。

冷凍イソメよりも体液の鮮度がよく、身切れも少ない

では、事前に冷凍イソメにしておけばいいのではないか…というと、やはりフレッシュなイソメの「体液の新鮮な臭い」というのは集魚力や食いつきに直結しているのではないかと思います。

また、体表も冷凍と違って弾力を保ったままなので、ちぎれにくく、針保ちも上回ります。

酒イソメのデメリットは「動かなくなること」

当然ですが、動いてアピールする事はなくなります。

ただ、実際の所動いてアピールしなくても、魚はイソメの体液の臭いで近づいてきています。そして勝手に喰います。

他の魚が食いちぎった「破片」をたべたりするわけですから、元々死んだら食べないわけじゃないんです。

手返しよくイソメをつけてお魚を釣ろう!

仕掛けを入れている時間にしか魚は釣れませんから、苦労して苦労して生イソメをつけるより、手早く酒イソメのほうが絶対にチャンスは多いのです。

特に「動くから苦手…」という人は、是非、酒イソメにして釣果アップをねらってみてください。