釣れた小魚を美味しく持って帰る簡単な装備

SNSなどで釣果関連のキーワードを探していると、また、釣り場でよく見かけるのが

「バケツでおなか浮かべて漂ってる子魚」

ですよね。サビキやハゼなんかで良く見ますが、あれは食べる目的なら本当にもったいないと思います。

気温が30度を超えてくるようになるとバケツの中の水はもうそれ以上になってきます。そうなると釣れた小魚はストレスを受けた状態でゆだって死に、そしてその温度は一気に鮮度を悪くします。

でも、本格的なクーラーボックスとか…と思ってる人向けの記事です。

まずは見てください。間違いなく美味しくなります。

今回の記事通りの装備で、脳締め、血抜き、保冷をして持って帰ったイシモチさんです。

後は帰ってすぐに全体を水で流して表面洗浄、そこから鱗取り、エラ+ワタ出しして、キッチンペーパーで拭き取って冷蔵庫へ。

しっかりめに塩を振って焼くだけで超美味しいイシモチ焼きになりました。

用意する道具

サーモスの5Lのソフトクーラーバッグを使う
サーモス ソフトクーラー 5L ブラック RFD-005 BK

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クーラーボックス、ハードタイプだとしまうところに困っちゃいますよね。なのでこちらがオススメ。

容量を15Lにすればドリンク類をいれてもカバーできる容量になりますが、小物釣りなら結構十分な容量はあり、保冷力も当日なら十分な性能を誇ります。

25センチくらいの魚なら保冷剤と共に15〜6匹は入ります。

シマノやダイワの本格的クーラーよりも厳しいですが、カジュアルな廉価クーラーボックスよりも圧倒的に使いやすいですし、折りたたんでしまえるので利便性も高いです。

ただし、日向においておくとちょっとキツイので、ちょっとした日陰か、アルミシートなどを被せてあげてください。

魚を入れるジッパーバッグ
ジッパー式ポリ袋 透明 100枚入 B4サイズ 4-K

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ジップロックとかでもよいです。魚は中を汚さないためにジッパーバッグに入れます。うちではこちらの製品を使っています。

普段、クーラーボックスを使うときでもこれに釣果をつめることで、クーラーボックスそのものの汚れを防止してます。また、ドリンクやおやつなども汚れず入れることができますので超おすすめです。

そしてもちろん保冷剤

キャンプ用の-18度などの保冷剤や、普通の保冷剤なら大きめを、どちらでもよいのですが、2枚ほど入れておきましょう。氷を直接入れるのはおすすめしません。

キャンプ用のものは保冷力に優れますが、接触温度が下がりすぎるので、魚を凍らせてしまいます。タオルで巻いて本体の保冷力をよりキープしつつ、接触した魚を冷やしすぎないようにします。

ついでに小さめの保冷剤やおやつも入れておくと人間が涼めます。

処理用のキッチンばさみとフィッシュピック

エラを切ったり、背骨をカットして締めるためのキッチンばさみが一つあると良いです。ナイフよりも使い勝手がよいです。

フィッシュピックは脳締めをするときに便利です。ナイフでも兼用できますが滑ったときに危ないのでピックがおすすめ。

確実に締めておくほうが鮮度は保ちやすいのでできれば買ってみてください。

脳締めは概ね眉間から脊椎に向けて差し込むか、横向きなら眼の斜め後方あたり、エラと目の上から測線に水平の線が交わったあたりにグリグリです。

クーラーの運用法

釣った魚のサイズ:10センチ前後くらいまでの小魚

イワシ、小アジ、サッパ、コハダ、ハゼなど、だいたい15センチいかないくらいの小魚の場合、クーラーバの中のジッパーバッグに直接いれちゃってOKです。

脳締め血抜きなどはしなくてもいいと思います。

もしより鮮度を求めるなら、身の弱いイワシなどは頭の後ろの背骨部分をハサミで切断してシメる、アジなどは鯖折りをしておくなどしておくと多少良いかな、くらいですね。

※一番楽なのは氷締め(氷水に入れてショックで締める)ですが、これは氷の準備がいりますし、バケツだと溶けてしまうので、別途5Lくらいのハードクーラーを用意するとよいかなーと思います

釣った魚のサイズ:20センチくらいまでの小魚

小型の鯖、アジ、コノシロ、イシモチなど、サビキで釣れる大きめのお魚。このあたりはできれば「脳締め」「血抜き」をやったほうが美味しく食べられます。

脳締め(脳破壊・脊椎切断)をせずに血抜きをすると大暴れして大変なので、このサイズでは血抜きするのであればシメてからがオススメです。

例えば、先日イソメでの胴付きでイシモチを釣ってたときのフローですが…

  1. バケツの水は定期的に入れ替える
  2. 針から外さないまま魚のアゴをプライヤーやフィッシュグリップなどで抑えて脳締めする
  3. 落ち着いて針を外す
  4. エラを切ってバケツにドボンする
  5. 餌をチェックして仕掛けを投入する
  6. ゆすって血が出た感じになったらクーラーボックスへすぐに移してバケツの水を捨てる

こんな感じで処理してます。血抜きは厳密にやらなくてもいいかなと思ってます。

針を外す前に締めるのは手に引っかかったりすることを防ぐため。処理は有名な「鯖折り」でもいいですが、サバなんかは特にヌルヌルするので、脊髄切断か脳締めのほうが色々と楽だと思います。

締めてエラを切ったら、新しくくんだ海水のバケツで少しの間ゆすって、大ざっぱ血が抜けたらクーラーボックスの袋にいれてしまいましょう。

汲んで暖かくなっている場合は捨てて入れ替えたほうがよいです。茹だります。

体に血は残りますが何もしないよりはずっとマシです。

楽しく釣ったら美味しく持ち帰りましょう

釣ったら温度があがらないよう、しっかり冷やした環境で持ち帰ると全然味が違います。

そして、ちょっと手法としてグロいわ…みたいなところはあると思いますが、脳締めと血抜きは覚えるとホントにいいです。

お試しください!