SmallRig DJI Osmo Action 3用ケージ 4119 インプレ

DJI Osmo Action 3用の金属製ケース、SmallRigのケージをスキーで持ちだして使ってきたのでインプレです。

同様のケージとしてはPGYTECHからも出ていますので、それとのスペック上の比較についても書いていきます。

SmallRigのケージとは

SmallRigが販売している、一眼レフからアクションカメラまで、様々なカメラ用の外骨格的な拡張フレームケースです。

その他にも、それらにつけるアームなどを製造・販売しています。

SmallRig DJI Osmo Action 3用ケージの特徴

堅牢なアルミニウムフレームで作られており、落下時のダメージから守ってくれる…のですが、実際にはこれ自体が傷つくとちょっと寂しいな!くらいにはよくできています。

寸法もぴっちりでがたつく事もなく、精度はかなりよくできています。

このあたりのガジェット系のCNC加工製品は(もちろんピンキリはあるにせよ)もはや中国系メーカーの独壇場といっていいレベルで強く、ちょっと寂しい気持ちになります。

それはさておき、ケージの底面・側面にはマグネットマウントの受けがあり、さらにそれぞれ1/4ネジがついているため、一般的な雲台での利用もできますし、クイックプレートなどを装着する事もできます。

恐らくこのタイプで比較対象になるPGYTECHのケースとの最大の違いは「PGYTECHのケースは底面はマグネットマウント」のみになるという点です。

クイックリリースもかなりしっかりと固定されるのですが、それでも不安が残るアクティビティの場合に、しっかりとねじ込んで固定する事ができます。

また、天井部にも1/4ネジ(PGYTECHはなし)、さらにコールドシュー対応のマウントもありますので、ライトなどのアクセサリを取り付けることもできます。

Osmo Action 3の特徴でもあるマグネットマウントの装着についても、かたつきもなく良好です。

なお、写真のレンズカバーはPGYTECHのCPLフィルタです。こちらもちゃんと回転機能がついたCPLフィルタで、強めではないもののしっかりと偏光してくれています。

装着は後ろのプレートを開くだけ

装着は…

  1. オレンジのロックを外すと裏蓋が開きます
  2. 標準装着しているレンズカバーを外して装着
    ※標準レンズだともしかしたらそのままつくかもしれません
  3. 裏蓋を閉じてレンズカバーを装着する

以上です。

PGYTECHのフィルタをつける場合はレンズカバーを外してからの装着になります。ケースと微妙な干渉があるため、余り強くねじ込みすぎると壊れるかもしれません。カバーが動かなくなれば十分です。

(※こういったカスタマイズは基本的に自己責任となります)

装着はすこぶる簡単で、標準の樹脂ケースのような付け外ししていたら壊れそう…みたいな不安は一切ありません。

優秀なサイドカバーオープン機能

このケース最大の特徴はこちら。

標準のカバーの場合、バッテリー交換・メディア交換のためにサイドプレートにアクセスするにはケースを外す必要があります。

しかし、このケースであればサイドカバーはボタン一つで開きます。ネックマウントや三脚など、装着したままサッと交換する事ができます。

この機能のためにケージを買ったと言っても過言ではありません。(この点についてはPGYTECHのケージも同様です)

SmallRig ケージの欠点

割と大きな欠点としてはケージそのものの重量が重いことです

Action3が165g、ケージが約150gあるため、300gを超える重さになります。

底の1/4ネジ部分の違いなど金属の厚みがどうしてもでてしまうため、PGYTECHのケージ(不明なるもAmazonの配送重量が60g表記)よりもかなり重があることは否めません。

機能/重量を考えるとマグネットマウントメインの方はPGYTECHのケージのほうが相性がよいかもしれません。

SmallRigのケージは買いか!?

SmallRigのケージにするか、PGYTECHのケージにするか迷うところがあるかと思います。比較するとこのような違いです。

SmallRigPGYTECH
サイドプレートアクセス簡単簡単
拡張性Mag(側面・底) 1/4ネジ(天地側面)、コールドシューMag(側面・底)、1/4ネジ(側面)、コールドシュー
重量重い(スペック値0.15kg)おそらく軽い(スペック不明:amazonの配送60g表記)

Smallrigのメリットは拡張性が高いこと。1/4ネジが縦横どちらでも使えるため、クイックシュープレートやスタビライザーとの相性がよいと言えます。

PGYTECHのメリットは拡張性が若干劣るものの装着重量が軽いため、アクションカメラの軽快さがそのままであること、また、マグネットマウントのかみ合わせ部分が標準となるため、純正品との相性がよいという点もあるかと思います。

どちらにするかは利用スタイルで考えるか…もしくはどっちも買っちゃうといいかなと思います!