オールシーズンタイヤ MICHELIN CROSSCLIMATE 2をTIREHOODで購入した話

冬シーズンが近づいてきて、去年は結局出かける機会もすくないからとスタッドレスの購入は見送ったのですが、今年は機会もあるかな、と思ってタイヤの検討をまたしていました。

スタッドレスタイヤかオールシーズンタイヤか

スタッドレスタイヤのメリット

スタッドレスタイヤのメリットは間違いなく雪上性能の高さ。スキーなどにも行くのでその性能は大事です。よほどの状況に見舞われない限り、また、用心して進めば問題なく踏破できます。

雪国育ちなのでスタッドレスと言えばブリジストン。そしてそれには大きな信頼を寄せていました。

最近のモデルはドライ性能も高いですから、6ヶ月事に履き替えることで負担を減らし、4年満了まではきっちり使えるでしょう。

スタッドレスタイヤのデメリット

維持運用コストがかなりかかるのがネックですね。

基本として、サマータイヤとスタッドレスタイヤ、実質8本のタイヤを保持する事になります。

初回はスタッドレスはホイール付きのフルセットでのイニシャルコスト。

それぞれ4年サイクルで2種類8本のタイヤ買い替えと、季節毎年2回の交換費用と手間。

そして戸建て住まいではなんとかなるがマンション住まいではどうにもならない、タイヤを預けて保管しておく管理コスト(年間10000円半ば〜)です。

このコストは計算してみると思ったよりも大きいな、と感じるところでした。特にサイズにもよりますが保管料は4年でタイヤ4本分超える額になる場合もありますから、無視するわけにはいきません。

オールシーズンタイヤのメリット

全ての面において専用のサマー・スタッドレスには劣りますが、必要十分な性能はありますし、何よりスタッドレスが抱える交換・管理コスト面の問題をクリアできます。

必要なのは最初1回の購入費用で、念のためしっかりパターンの残る3年満了交換サイクルで替えるとしても、年2回の履き替え費用や保管料は必要とせず、そのコストはずっと安く済みます。

オールシーズンタイヤのデメリット

サマータイヤよりサマー性能は低く…といっても限界をせめなければ問題はありませんが…、ブロックパターンからロードノイズは大きくなりがちとのレビューが多いですね。

また、スノー性能はスタッドレスには劣ります。

つまり両方の性能を抱えてるだけに、当然、両方に劣るという点ですね。

そのため、降雪地帯にいくのであれば、用心のためにゴムチェーンやオートソックの積載はやはり必要だと考えています。

わが家の場合

ざっくり計算にはなりますが…

まずスタッドレス計画の場合、イニシャルとしてホイールが初回6万円。

タイヤ費用が1本(各種込)、夏1.5万円(ぼちぼちエコタイヤ)、冬2.5万円(ブリザック様)として4年16万円、1年あたり4万円。保管料が年間15000円。交換費用が年2回1万円として、年間のランニングコストは65000円程度かかります。

一方、オールシーズンタイヤの場合、イニシャルとしてはオートソック10000円毎、使ったシーズンオフには買い替えとして毎年計上しても6回分はホイールと相殺。

それにタイヤ交換費用8万円(3年)として26000円

何より、保管コストはゼロですから、概ねかかるコストは半分以下といえます。

もちろん選ぶタイヤや場所によって変わってきますのでその点はそれぞれのケースで考えてください。

自分でジャッキアップしてタイヤ交換できて、自宅に保管場所があるなら、サマー・スタッドレスから得られる安心感からスタッドレスという選択は十分にアリだな、と思いましたが、やはり管理費用とスノーの頻度を考えるとオールシーズン+オートソックで十分かな、ということで、オールシーズンタイヤを採用することにしました。

オールシーズンタイヤ、どのブランドを選ぶか

基本的には大手メーカーからしか選ばないポリシーなので、大手メーカーのものから選びました。

  1. MICHELIN CROSSCLIMATE 2
  2. YOKOHAMA BlueEarth-4s
  3. GOODYEAR Vector 4Seasons Hybrid(乗用車)
  4. GOODYEAR ASSURANCE WEATHERREADY(ミニバン/SUV)
  5. DANLOP ALL SEASON MAXX AS1

この4社。ブリジストンは国内向けには明確には出しておらず(Firestoneブランドでは該当するものがあるようです)、トーヨータイヤも出していますが、選ばないだろうことはわかっていたので候補には入れませんでした。

基本的な性能差については、多くのレビューを見た限り「ことスノー性能にそこまで差はない」といっていいかと思います。

あくまでもスタッドレスタイヤではない、その範囲で使う分には問題なく使える。ただしスタッドレス感覚で使うことはできない。というものです。

ただ、アイスバーン性能についてはGOODYEARだけは△マークにしており、その自信はうかがえます(が、レビューいろいろあさった感じでも、各社似たようなモノでしょう)

一方、1年の大半はそうなるであろう「ドライ・ウェット性能」については、メーカーによりパターンに工夫を凝らし、各社味付けの差があるようなので、こだわりのある方はそちら側でもみっちり調べられるとよいかと思います。

本当はこういうのは試せるとかだと一番なんですけどね。どうしてもテーブル検討になってしまいます。

結局選んだのは…

MICHELIN CROSSCLIMATE 2 です。

MICHELINはタイヤメーカーとしても、オールシーズンタイヤとしても「老舗」といえるメーカーで、まさに今年2021年の10月にCROSSCLIMATE+に続く新型「CROSSCLIMATE 2」が発売となりました。

基本的にタイヤって他社との競争も激しく、その性能を少しでもあげて履き替えサイクルで他社に移られないよう、常に試行錯誤が進んでいるので、同グレードなら新しくでたものほど基本性能は高いものと思ってます。

(無論、ドライバーの感性・感覚・経験とリンクして扱いやすさも大事になるスポーツ用タイヤは除いて、です)

なので、基本的に新しいもの…つまり、昨年発売のYOKOHAMAのBlueEarth-4sと今年発売のCROSSCLIMATE2で一騎打ちでした。

その二つの中で、どうも自信があるのかないのかわからない、日本らしいと言えば日本らしい売り方のBlueEarth-4sではなく、しっかりと自信を打ち出していて、なおかつ新作でもあるこちらを選びました。

典型的なあたらしいものずきです。

日本メーカーがよければBlueEarth-4sもいいと思いますね!

パターンへの拘りなんかはすごく感じました。

オフィシャルに乗っている公式インプレッションはこちらです。

買う場所選び

ブランドを決めたら次は買う場所選び。

正直、タイヤの値段って高低差が結構あって、カー用品店・タイヤ専門店・ネットとかでかなり差があります。昔はだいたい似たような値段でタイヤ店やカー用品店のある意味「言い値」で買ってましたが、今はネットで買ってそのまま取付店に送ってくれる仕組みができてますから、探すと結構あるもんなのですね。

そういった中で価格・予約のフロー・運営会社の信頼性などから、最終的にTIREHOODという販売店が総合的に見てなかなかよさそうな感じでした。

「TIREHOOD」というワンストップのタイヤ販売ストア

TIREHOODを選んだ理由

  1. オートバックスを運営するオートバックスセブンと商社の合弁会社が運営、企業の信頼性は十分
  2. 取付店との連携がよくワンストップ的に予約が可能
  3. 必要な作業(取付、バルブ込み、タイヤ処分込み)と作業費用が明確かつ妥当
  4. オフィシャルサイトの他、楽天、PayPayモールへの出店があるので、普段使っているショッピングモールでの購入が可能で、ポイントサービスやキャンペーン割引きなどメリットがある

まず、タイヤって高額商品ですから、お金を払うからにはよくわからない所には払いたくない、企業としての信頼性ってやっぱり大事ですよね。

こちらを運営する株式会社BEADは、株式会社カーフロンティア(三菱商事の子会社)と、オートバックスを運営する株式会社オートバックスセブンが株主となっている会社ですから、その点についての信頼はクソ厚いと思いました。

また、オフィシャルサイトを見るとそのサイトの充実っぷり、コストのかけ方、サポートへの力の入れ方もしっかりとしているので運営自体も十分信頼が置けそうです。

TIREHOODは最終的な価格がわかりやすい

オンラインで販売するサイトはかなりありましたが、価格が安いサイトは「提携取付店」側の費用が別にかかることから、パっとみて総額いくらかがわかりにくいな、という印象でした。

その点、TIREHOODはサイト内のカートの中だけで価格を把握できるので最終的な金額がとてもわかりやすかったですね。

基本的な取付費用、脱着・タイヤの組み替え、バルブ(標準品)・エア(オートバックスの場合は窒素(!))・タイヤ処分・基本的な部分は1本あたり3300円の費用に全て含まれており、諸経費についても明確なので、ネットで購入してあとから色々な予算が…みたいな事にはなりにくそうなのも安心なところでした。

提供しているオプションにはタイヤのパンク保障(有償)等もありますし、その費用についてもリーズナブルでとりあえず入っておこうといった感じで問題ない程度だと思います。

取付作業はオートバックス提携なので取付の心配がない。

TIREHOODは「オートバックス系列」といってもいい会社です。

ですから、取付も多くの店舗があるオートバックスとの提携がありますので、近くにオートバックスがあれば安心して取付ができます。

近くにオートバックスがない場合は、もしかすると他のオンライン販売店のほうがいい場合もありますので、予め取付ができるかどうかを調べたほうがよいですね。

うちも直ぐ近くにあるので安心でした。

価格はちょっとびっくりしました

そして肝心のタイヤの販売価格…ですが…

安いのは言うまでもありません。ぶっちゃけ、カー用品店のオフィシャルネットショップで買うよりもグっと安く買えました

しかし、こちらはさらに楽天とPayPayモールにも出店しているので、そちらで購入することもできます。

各モールは割引きやポイントバッククーポン等、キャンペーンが充実しています。

うちの場合、そのあたりを使ってどのくらいの差だったかというと…

その差、20%強

価格差には、割引クーポン、モールのポイントキャンペーンを含めてではありますが、楽天やPayPay(Tポイントを除く)は独自の決済サービスでそのまま使えますし、PayPayに至ってはPayPay払いで使えばポイントと現金の差がありませんから、ほぼ現金感覚です。

このあたり、おそらくネットによる各種効率化や、店舗がないエリアでは取付店との提携で販売力を強化できるという事から、問題ないということなのでしょうけれども、元の金額が大きいですから、この差はかなり大きいですよね。

TIREHOODのショッピングモール店舗

購入後の予約も超スムーズ

各モールでの発注の場合、各モールの受注メールで送られてきたURLをクリックし、TIREHOOD本サイトの予約フォームから申込が必要になりますが、この手続きもとてもスムーズで、ほぼワンストップといっていいレベルのスムーズさでした。

カレンダーから希望の日時を選べばそれでおしまいです。UI/UXとてもよいと思います。

取付はギリギリまで冬に近づけるためにもう少し先ですが、取付が楽しみですね。

他にも検討したネットの販売店

TIREHOODの他にも通販大手Amazonでも提携サービスによって、ネットの倉庫から直接取付店に送ってもらい、そのまま取り付ける「Amazonタイヤ取付・交換サービス」をやっています。

フジコーポレーションという企業も同じサービスをしていますね。こちらもモールへの出品はしていますので、こちらを選ぶのもアリだと思います。

ただ、私の場合はTIREHOODに比べると、取付がどうしても「外部提携」という形なので少し安心感に足らなかった。というところです。

それ以外にも、各モールにある店舗や、カー用品店のオフィシャルサイト、タイヤ店等たくさんのオンラインでの購入から取付予約までを完結する方法はあります。検索サイトやよく使っているモールで探してみる事をオススメします。

とにかく、オンライン完結はタイヤを探しに現地に足を運んで、入荷待ちしてからまた行って…みたいな事が不要ですし、カー用品店でジックリ見て買うのももちろんいいんですけど、オンラインで完結して、そこで浮いたお金でカー用品店で買い物もできますしね! 超オススメです。