2023年、気になるライン2種類の登場

フィッシングショーもいくつか終わり、面白いラインがあったので自分的メモ。

DUEL The ONE

PF(ポリエチレンフュージョン)ラインという新しいカテゴリのラインのようです。

ポリエチレン(PE)をフュージョンしているということなので、感度は高め、結束はPEと同じ、比重も含めまごうことなきPEラインなのですが、原糸を編んでいるラインではなく、おそらく原糸そのものを加工したもの、スーパーファイアーラインのような直線的に熱加工等で直線的に加工したラインでしょうか。

編んでいないので編んでいることによる「緩み」の部分がないので到達音の感度は高くなっているようです。このへんもファイアーラインと同じ特性っぽいですね。

アジング用のラインとして極細の絶対感度アルティメットモデル(0.08号、0.1号、0.13号)、絶対感度ストロングモデル(0.2号、0.3号、0.4号)のラインナップで、私は0.08とかを使うことはないのですが、月下美人用に0.4号のストロングモデルが気になるところです。

価格はオープン価格なのでどこにおさまるか…というのは気になるところですが、高くてもアーマードFと同等、実売で100mあたり1100〜1300円の間なんじゃないかなーと推測しています。

ユニチカ U-TEC SHIN-SAYA

ユニチカ U-TEC SHIN-SAYA公式

こちらかなり期待しているニューライン。こういうのってそもそものラインを製造する設備・技術がないとなかなかできないんですよね。

外側にナイロンを、内側にエステルの入れたラインで、かなりの技術力を要するものというのは想像に難くありません。

ラインの特性は以下のようにまとまっています。

https://www.unitika.co.jp/fishing/shin-saya/

比重はナイロンよりほんの僅かに上、ちなみにエステルは1.38程度ということですので感覚としてはナイロンに近い感覚でわずかですが馴染む。

引張強度はナイロンとフロロの中間。結束強度も同様、切断伸度はほぼナイロンとかわらず。といったところ。

他にサイトで特徴としている、初期荷重と伸びはナイロンの1%向上。僅かですが「伸びにくい」ラインといえます。伸びにくいと言うことは反響感度がいいということになります。

摩耗試験結果(社内法)については、MAX,MIN除外したデータで表示していますが、いわゆるダイワやサンヨーナイロンでもある「耐摩耗20倍ライン」で使われている素材/技術を採用しているように思います。

ラインナップは以下の通り

https://www.unitika.co.jp/fishing/products/lure/all/utec-ss.html

参考号数と強度はおおよそナイロン準拠。

150m巻きなので75m×2回の使い方か、PEのロングリーダーとして使い切りの25m×6回、もっと単純にリーダーとして使ってもよさそうです。